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恋するために生まれた の商品レビュー

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51件のお客様レビュー

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おすすめ!

『冷静と情熱のあいだ』の著者ふたりが、様々な愛について、恋について、人について語ります。ふたつの異なる才能がぶつかりあい響きあい、奏でられる言葉は心地よい。恋愛中の人も、創でない人も、どうぞ。

abtm

2024/07/20

2人とも、まさに人生を謳歌しているなあという感じ。私はこれまでの人生、誰かに恋したことも恋されたこともありません。この本を読んで、きっと2人のように奥深い人間には到底なれないんだろうなと、なんだか諦めがつきました。 特に印象的だったのは、江國さんターンです。同性だからかな。より響...

2人とも、まさに人生を謳歌しているなあという感じ。私はこれまでの人生、誰かに恋したことも恋されたこともありません。この本を読んで、きっと2人のように奥深い人間には到底なれないんだろうなと、なんだか諦めがつきました。 特に印象的だったのは、江國さんターンです。同性だからかな。より響きました。「大人になるって、荒野に立つこと」、この言葉、女性には特に刺さるんじゃないでしょうか。

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2024/07/02

冷静と情熱のあいだを執筆した直後の辻さんと江國さんの書き下ろし 夜に1人でちびちびお酒飲みながら読むのに最高

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2024/03/21

愛、恋、いいなあ。まだ子供の私には遠い遠い世界で、でもいつかこんな風な・・・って気持ちにさせてくれた1冊。こんな感覚とか感性に触れたら普通の恋なんてつまらないって思っちゃいそう。そのくらいこの本は斬新で新しい気持ちにさせてくれた

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2024/02/13

無償の愛なんて私には全然尊くない。何かを望んであげた方が謙虚で親切なのではないか。相手に何も望まずに愛してしまったら、相手はどうすることもできない。究極の暴力だ。嫉妬しあっていることも一つの幸せ、愛ではないか。 僕は恋をし続けることのできるパートナーを選びたい。愛されることは滅...

無償の愛なんて私には全然尊くない。何かを望んであげた方が謙虚で親切なのではないか。相手に何も望まずに愛してしまったら、相手はどうすることもできない。究極の暴力だ。嫉妬しあっていることも一つの幸せ、愛ではないか。 僕は恋をし続けることのできるパートナーを選びたい。愛されることは滅びることで、愛することは滅びないこと。リルケのマルテの手記 辻さん:本当の愛情は出し惜しみをするに限る 江國さん:誰かの女であると言う自覚は、束縛されていることと言える。肯定的な束縛。誰かの女である限り、浮気をしないのはもちろん、仕事でも掃除でもきちんとしたい!男の人もその気持ちを持って欲しい!好きな人の前で見せたい自分を放棄しないで欲しい!見せたい自分は演技であっても良い。私は自分の好きな人が見せてくれるものは、彼が見せたいと思っているものだと理解するから。たとえそれが仮の姿であったとしても、彼がわたしのために作ってくれる仮の姿のなのだから良い気がする、わたしにとっての真実は一つなので。 辻さんの「自分が死んだら愛する人と骨を砕いて、一つのボールになって海に投げて欲しい」は素敵すぎる!ロマンチック!離婚したあとではあるものの、そんな女性と今後出会えたらと言ってるあたり、本当に恋に生きている人なんだと感じた。それに対する江國さんのコメントもまた愛おしい。「愛する人に一つの骨のボールになってくれって言われたら、倒れるほど幸福だな。そのあとどうなっても、その一瞬でも言ってもらえたら」 結局死ぬ時にしか人生は清算できないように、愛についても死ぬまで本当に誰を愛していたのかわからないかもしれない。人間は死ぬ時、愛されたことを思い出す人と愛したことを思い出す人がいる。 恋に堕ちたら衿を正して最後までおちたい。そして愛をたくさんくぐり抜けて死にたい。私はそう思います。かっこよすぎ!

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2023/08/23

個々の引く一線以外に恋愛の線はない。 踏みとどまったり、踏み越えたりするために、一線がぜひ欲しいという人は、自分で引きましょう。 この人がどこかで生きていれば、一人で生きていける。 価値観なんて違って当然。むしろ最初にあった二人の愛情や恋心が現実の生活に負けただけ。 その場...

個々の引く一線以外に恋愛の線はない。 踏みとどまったり、踏み越えたりするために、一線がぜひ欲しいという人は、自分で引きましょう。 この人がどこかで生きていれば、一人で生きていける。 価値観なんて違って当然。むしろ最初にあった二人の愛情や恋心が現実の生活に負けただけ。 その場所に世界を見いだしてしまうことが恋ですし、それまでその人が全人生をかけて構築してきた世界の外に出てしまうことが恋です。 「相手を愛しいと思う気持ちがなければ異性を抱けない」 多くの女性がそうであるのと同じで、私も愛しい人以外には抱かれたくない。 けれど男の人は違うのかしら。女ほど体を重ねる事に繊細では無いのかな。 そんな思いは常々渦巻いてるので、この考えを持ってる男性の言葉はやはり嬉しくなる。 自分の好きな人も、そうであってくれたらいいのに。 「ずっと一緒だよ」って、「ずっと離れない」ってお互いが言った時って、それはずっとなんだから、永遠なんです。

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2022/10/03

どの恋を選んだとしても、自分に嘘をつかなければ、最後は全てに納得ができる。 素敵な言葉でした。 お二人共好きで、思わず手に取りました。 ここでまさか「冷静と情熱のあいだ」の誕生秘話知れるとは思ってもいませんでした。 好きです。

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2022/09/18

装丁がとても素敵で、これもまた物として大事に持っていたくなるような本だ〜 あっという間に読んでしまったけど、読みながらやっぱり江國さんだなあと思ったり、こんなこと言うのか〜と驚いたり。でも江國さんらしさを徹底すればこうなるか、と納得できたり。ロマンチックで夢見がちに見えるのに、...

装丁がとても素敵で、これもまた物として大事に持っていたくなるような本だ〜 あっという間に読んでしまったけど、読みながらやっぱり江國さんだなあと思ったり、こんなこと言うのか〜と驚いたり。でも江國さんらしさを徹底すればこうなるか、と納得できたり。ロマンチックで夢見がちに見えるのに、自分が自分であることにはとても厳しい、ピシャっと言ってのける。たとえ江國さんの恋愛観が理解できなくても、この姿勢はとても格好いいよなあと思う。 どこかで『恋するために生まれた、というより「この人に恋するために生まれた」』みたいなことを仰っていたんだけど、どこだっけなあ...読み終わってから探したけど見つけられず.......

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2022/05/15

闘いながら微笑みあってるみたいな本だった。小説ではなく、恋愛に関した対談形式のような、文通のような本。ぶつかったり歩み寄ったりしながら、お互いの恋愛観を語り合う二人。その違いは個人としてなのか男女としてなのかわからないけれど、辻さんはいつも恋の手前から、江國さんは愛の奥から話して...

闘いながら微笑みあってるみたいな本だった。小説ではなく、恋愛に関した対談形式のような、文通のような本。ぶつかったり歩み寄ったりしながら、お互いの恋愛観を語り合う二人。その違いは個人としてなのか男女としてなのかわからないけれど、辻さんはいつも恋の手前から、江國さんは愛の奥から話しているような気がした。私は江國さんファンなので、(なので?)江國さんの語る愛のかなしさについて心が持っていかれる。

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2021/07/12

冷静と情熱のあいだを10代に読んだ私にとってはスピンオフのような感覚でした。 年齢を重ねた今、2人の考えが解る所があり、(解らない所もあるw) 大人になって良かったなぁと思うのでした。

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