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彼岸の奴隷 の商品レビュー

3.6

11件のお客様レビュー

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2020/01/10

登場人物全てまともな人が居ない! エログロ要素たっぷりで、おすすめ出来ないけれど個人的には面白かった。

Posted byブクログ

2014/02/23

再読本。 前半部のグロ描写の連続は強烈。 大学生みたいなヤクザ幹部がいて、なめた 態度をとった店員を、あれしてあれして(とても 書けない内容)とか、幸せな家庭を 凌辱する場面とか、小川勝己作品で最高のグロさ。 ただ再読してみると、ひ弱な刑事が強烈に 暴力に目覚めて銃撃場面で活...

再読本。 前半部のグロ描写の連続は強烈。 大学生みたいなヤクザ幹部がいて、なめた 態度をとった店員を、あれしてあれして(とても 書けない内容)とか、幸せな家庭を 凌辱する場面とか、小川勝己作品で最高のグロさ。 ただ再読してみると、ひ弱な刑事が強烈に 暴力に目覚めて銃撃場面で活躍したり、 銃撃戦で物事を解決してしまうような、ご都合 展開が目について、ちょっとトーンダウンだった。

Posted byブクログ

2013/08/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

素晴らしいくらいに登場人物全員キ×××!読んでいて見てはいけないものを見ているような背徳感に襲われた。 オチがまた切ない。蒲生に残されたたったひとつの道を想像すると胸が締め付けられる。 ただ一つ気になったというかイライラしたのは涼のキャラクター。著者はなぜ彼女をこんなにもアホっぽく表現したのか。緊迫のシーンでも彼女のアホ丸出しのセリフに拍子抜けすることもしばしば。 しかしそれを差し引いても十分に楽しめた作品である。

Posted byブクログ

2011/10/02

両手と首が切り取られた死体が発見され、警視庁捜査一課の蒲生と、所轄の刑事和泉が捜査を始める。描かれるのは事件そのものは背景に止め、登場人物たちの狂気である。 表題のように彼岸に足を踏み入れた、既存の価値観を倒錯し、人間の尊厳を陵辱し蹂躙し尽くすある意味ではロマンを追い求める者たち...

両手と首が切り取られた死体が発見され、警視庁捜査一課の蒲生と、所轄の刑事和泉が捜査を始める。描かれるのは事件そのものは背景に止め、登場人物たちの狂気である。 表題のように彼岸に足を踏み入れた、既存の価値観を倒錯し、人間の尊厳を陵辱し蹂躙し尽くすある意味ではロマンを追い求める者たちの苦悩と暴走。 文章が雑なのに加えて謎の解明に当たる部分に至っては一方的な説明口調で長々と無理やり組み込んだ感じが残念だった。 猟奇的で残酷な表現が多いので倫理に悖る行為などに嫌悪感を抱く人には勧められない。 余談になるが、どうもこの手の話はアポステリオリな帰結を設定することが多いのだけれど、ミステリ要素のためには必要なのはわかるがこの作品に限って言えばいらないものだった気がする。 問題意識を持つことは重要ではあるが、主眼点は生き方そのものにすべきで登場人物の性質からしてくだらない感傷に過ぎないという印象を持ってしまい、貫かれてきた人物の性向が薄まってしまいがちだから。 そんな感じ。

Posted byブクログ

2009/12/29

登場人物がみんなとにかく壊れていて、マトモそうに思えた人もだんだん壊れていって。その凄さに唖然としているうちにすっかり忘れ去っていたミステリ部分の解明があってびっくり、という感じ。もしかしてこれが狙いか? これを読んで、ようやくこの人が「鬼畜系ノワール」と言われている意味を知った...

登場人物がみんなとにかく壊れていて、マトモそうに思えた人もだんだん壊れていって。その凄さに唖然としているうちにすっかり忘れ去っていたミステリ部分の解明があってびっくり、という感じ。もしかしてこれが狙いか? これを読んで、ようやくこの人が「鬼畜系ノワール」と言われている意味を知った。慣れない人にはけっこうつらいだろうなあ。なかなかに痛かった……。

Posted byブクログ

2009/10/04

葬列の渚のおかげで小川作品はちょこちょこ手を出してしまうのですが、 絶対にオススメできない、したくないところが魅力でしょうか。 なのになんか面白いんですよね。何でか「切ない」を書くのが上手い気がする、小川さんは。

Posted byブクログ

2009/10/04

本屋で平積み紹介されていて気になったから読んでみた。 汚職警官、ヤクザ、などが出てくる事件もの。 登場人物にまともな人間は1人もいない。 倒錯した性癖が強烈で、読んでしばらく頭から離れない。

Posted byブクログ

2009/10/04

もう二つにきっぱり分かれるでしょう、批評が。 普通(?)の人間がまったくでてこない作品ってのも珍しい。 展開は一作品目の「葬列」に似て読みやすいが、読み続けられるかどうかが・・・。

Posted byブクログ

2009/10/04

オフではあんまり言いませんが、実は好きです…大好きです…。エログロ要素も若干含んでいますが、全体的に漂う乾いた絶望感と病み具合がなんとも。ぶっ飛んでいるんだけど、どこか非現実的だと笑い飛ばせない雰囲気。

Posted byブクログ

2009/10/07

――僕の魂を癒してくれるのは、愛する人の死体だけ―― 気鋭の新人が描く 手と首を切り落とされた女性の死体が発見された。捜査一課の蒲生は、所轄の和泉と捜査を開始するが……。殺戮、強奪、レイプ、そして……!?

Posted byブクログ