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ダレン・シャン(2) の商品レビュー

3.8

50件のお客様レビュー

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おすすめ!

「人間」と「ヴァンパイア」の狭間でゆれるダレン。異形になりきれない彼の葛藤が痛々しい。そして、生きていくとはどういうことなのか?という深い問いかけが響く……。時間を忘れ、読みふけってしまうシリーズ。

yui

2024/04/07

つい、続けて2巻に手を伸ばしてしまった。読ませる勢いが強すぎる。 墓場から旅立ったダレンは、クレプスリーに伴い闇の世界に踏み入れ、そして再びシルク・ド・フリークへ。孤独に苛まれている中で出会う、蛇少年のエブラ。ああ、エブラが登場した!好きなキャラクターとの再会はなにものにも代え難...

つい、続けて2巻に手を伸ばしてしまった。読ませる勢いが強すぎる。 墓場から旅立ったダレンは、クレプスリーに伴い闇の世界に踏み入れ、そして再びシルク・ド・フリークへ。孤独に苛まれている中で出会う、蛇少年のエブラ。ああ、エブラが登場した!好きなキャラクターとの再会はなにものにも代え難いほどうれしい。 1巻では観客として怖れながらも楽しんだシルク・ド・フリークを、今回はサーカス団の一員として内側から触れていく。ダレンの視点が180度変わったのも楽しい。そして一団は不気味さを孕みつつも、それぞれに個性が際立っていて、どんどん愛着を抱かせられる。 そして……ダレンは失敗して、経験して、そして自己変革を遂げていく主人公だったな、と改めて。まだクレプスリーへの意識にはわだかまりはあるものの、じわりじわりと変化する2人の関係の絶妙さから目が離せない。やっぱり、クレプスリーは真摯で優しいんですよ。 サムのこともRVのことも、再読はじめたときにはさっぱり忘れていたけれど、どちらもこの2巻には欠かせない登場人物であった。そして、物語の勢いがすさまじい。ダレンの心の変化は繊細にきっちり描きあげているのに、このテンポ。読ませる力が強くてずるい小説だよなあ……。

Posted byブクログ

2023/08/11

大人になってしみじみ分かるクレプスリーの面倒見の良さ。 罪悪感と義務感から来る行動とはいえ、裏切る気配を見せた手下を案じて強行手段に出るのは…優しさだなぁ。 余談だけれど、他の人の「クレプスリー好きになってきた」という感想を見るのが好き。

Posted byブクログ

2023/07/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

少しぐずついたけれど、2巻にとりかかる。 最初こそダレン少年のぐずりに気持ちがずるずるするのだけれど、そのたびにバンパイアであるクレプスリーのやさしさや後悔からの献身に気持ちを落ち着かせられる。 まあ、少年なのだと自分でも言い聞かせる。なんといっても私は生意気な少年主人公が嫌いなのだ、、、仕方ない。 今回は、半バンパイアになったダレンが人の血を飲むことへの拒絶と、人恋しい気持ちを察してサーカスへと戻ることになったダレンにできる新たな友人との関係が深まっていく様が生き生きと描かれている。 蛇人間のフォンと、そして人間のサムとの出会い。 彼らとの友情を育みながら、人間である部分をいつかは捨てなくてはならないということへの怯えを抱えるダレン少年。彼の成長はなかなか。そして外の人間をサーカスにまねきいれた為に巻き起こる惨劇。そこからのクレプスリーとの関係の深まりはよかった。 食って掛かるくらいの少年だから、彼は仲間にしたかったんだろうなと思える。これがスティーブだったら行は思えなかっただろうとも。 A・Rもこのあと義手とかつけて(またはフリークの一部を付けて)スティーブ側で出てきたりするかしら? ああいう菜食主義がいるからなんだかテロみたいに言われちゃうんだろうな。失礼だ。あれは思うに思い込みやら危険なほど自分本位に思考が凝り固まる人間が、たまたま菜食主義者だっただけのことなんだと思う。 私はなんとなく菜食主義者だけれど、肉を食べる自由はそれぞれが持てばいいと思う。だって自分の体のことなのだから、誰に意見される必要もない。 ダレン少年も、血を飲むことをそんな風に思えたら楽なんだろうけれど、、、まだまだ苦悩は続く、、、かな。 まだ2巻だし。 さて、3巻を読みませう。

Posted byブクログ

2023/06/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

半バンパイアである以上、 確実にやらないといけない行動がある… そして、その日は確実に迫ってくるわけで。 ダレン少年はその体になった以上 嫌というほど人間ではないということを 痛感させられてしまうのです。 人よりも強い力を持っていること。 それ故に人とは違うということ。 そして悲しき事件が起きてしまいます。 そして運命は決まってしまうんですよね。 もどかしいなぁ。

Posted byブクログ

2023/03/01

まだ半バンパイアとしての自分に折り合いがつけられないダレンの葛藤が描かれる巻。 ダレンのことを考えて導こうとしてくれるクレプスリーの優しさも滲み出ていて、本当の父子のようになりそうだなと、2人の今後の関係性も楽しみに。

Posted byブクログ

2022/10/14

クレプスリーがただただかっこいい。 シルクドフリークのみんながいい人ばかりで安心して読むことが出来る、でもたまにダレンの幼稚な性格にハラハラしてしまう。 ストーリーもとても面白かった

Posted byブクログ

2022/09/03

人に戻れない中途半端な者。 どんな事が起きているのか報連相をしっかりとしていれば、未然に防ぐ事が出来た可能性も少なくないよな。 初めての食事が後悔しない為とはいえ、悲しみは無くなる事はないもんな。

Posted byブクログ

2021/12/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

※ 軽度(?)のネタバレ含む 若くしてバンパイアと化した主人公ダレンが、それでも人間として生きたいという願いとバンパイアとして生きる為には人間の血を吸わなければならない苦悩とで葛藤する巻。 もう人としては生きられないと悟り、絶望したダレンをクレプスリーがシルク・ド・フリークに連れて行ってくれたお陰で新たな友を得るも、そこで新たな悲劇が起きてしまうという。 当時、子供ながらにダレンの心境が痛いほど伝わって来て、ボロボロ泣いた覚えがある。それほどまでにショッキングで、インパクトのある巻。 R.Vのことを憎いとすら思うし、さらにこれ以上の事を先々でやらかしていた気がする。スティーブといい、伏線の張り方が上手いというか、キャラクターとしてはある意味素晴らしく描かれていると思う。 よくもまあここまで胸糞悪くなるキャラを書けるものだと感心すらしたが、現実にこういう人間がいるというのがまた恐ろしい。 ついでに改めて思ったが、この作品は人にお勧めし難い。

Posted byブクログ

2021/07/17

仲間たちと一緒にサーカスをして仲間と打ち解けていく中で小さい子供の夢を叶えるために狼人間に立ち向かっていったダレンの姿がカッコよかった

Posted byブクログ