はいまーとろーぜ(2) の商品レビュー
フェルマノワールへの…
フェルマノワールへの復讐計画がバレテしまい,チュールが捕らえられてしまう。チュールを拷問にかけレイの居所を吐かせようとするフェルマノワール。-レイが流刑島へ送られた1年前の事件の全貌と,レイの本当の身分を知るにつけ,本気で相手にされるわけがないと思い込むチュール。それでも一途にレ...
フェルマノワールへの復讐計画がバレテしまい,チュールが捕らえられてしまう。チュールを拷問にかけレイの居所を吐かせようとするフェルマノワール。-レイが流刑島へ送られた1年前の事件の全貌と,レイの本当の身分を知るにつけ,本気で相手にされるわけがないと思い込むチュール。それでも一途にレイを求め,少しでもレイの側にいたいと必死な姿が切ないです。相変わらずテンポも良く,長く楽しもうとしてたのに,一気読みしてしまいました。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2巻です。先だって読んだフレブラもかくやな豪快拷問シーンの連続です。 それもフレブラの方は拷問されるのが屈強な攻ですが、こっちは見るからに華奢でなまっちろい受です。 手足全部爪剥がし 手足の指は全部へし折られ 顔面火炙り 全身肉が爛れる程に鞭打たれ その上に酒と水をぶっかけられ 最後のオマケとばかりに輪●ン いやぁ…この子は受ですよ。 受なんです。BLで受って言ったら、はっきり御姫さまですよ。 作者容赦なし 助けが当たり前にくるBLなのに、お約束は完全無視。 全部終わった後で、完全に役立たず状態な攻、レイが助けにきます。 レイのせいで拷問にあったというのに、チュールはそんなのを 恨みもせず、なじりもせず、それどころか助けに来てくれたレイに 喜びさえします。 け な げ す ぎ (悶) そんな健気なチュールを大事にするかと思いきや、この我儘で世間 知らずなお育ちのよい坊ちゃんな王子様レイ…いろいろと取り返しの つかないことをしていきます。 チュールに惹かれていく自分をなかなか認めない。 認めない癖に、チュールに言い寄る人間に対して激しく嫉妬して、 すねて…本当にこの攻のお坊ちゃんぶりは見ててイラっとするんですが、 困ったことにこのレイも何だか嫌いきれないキャラです。 鈴木さん、キャラ作りが上手い。 フェルマノワールとの確執も上手に組み入れて、その上でそのあたりを 上手に利用して、話はどんどん面白くなる。 もう先が気になって気になって、ページ捲る手がとまりません。
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