生物進化とハンディキャップ原理 の商品レビュー

アモツザハヴィ(著者),アヴィシャグザハヴィ(著者),大貫昌子(訳者)

2017/01/03

２００１年刊行。著者アモツはテルアビブ大学自然保護研究所教授、アヴィシャグは元イスラエル国立農業研究所ヴォルカニ・センター植物生理学教授。◆単純なダーウィニズムでは説明できない孔雀の雄の羽の鮮やかさ。どうしてこのような進化圧が生じたのか。これに対して説明を加えるのが性淘汰仮説とハンディキャップ仮説の混合である。◆勿論、これ自体興味を惹くが、環境との相互作用、特に孔雀の場合、捕食圧の低さという環境要因を抜きにしても説得力がないかもしれないなとの感。