初ものがたり の商品レビュー

宮部みゆき(著者)

2011/05/02

岡引、茂七親分と子分が活躍する、江戸の捕物小説。江戸の風俗、人情、悲喜こもごも、とても鮮やかに生き生きと描かれています。期待を裏切らない一冊でした。

2010/05/31

時代物小説。
主人公は岡引の茂七。江戸の町で起きる様々な事件と、それに関わる人々と茂七とのやり取りが書かれている。
１つの事件を１つの短編として７つの話が収められている。
脇役として、どの編にも登場する稲荷屋台の謎の親父と、人に見えないものが見える不思議な霊感坊主が登場する。
どれも面白く、テレビの時代劇を見ているように楽しめる一冊である。

2010/05/30

請求記号：F/ﾐﾔﾍﾞ
資料番号：010311926
「おいしい本」③
本所深川を舞台に，情の厚い岡っ引きとその子分達が，次々に起こる事件の解決に挑む連作時代小説。
主人公が出入りする稲荷寿司屋台で出される初もの料理は，いつでも何でも手に入る現代においても，食べ物はその旬に食べるのがおいしいと思わせてくれます。

2010/02/10

岡っ引きの茂七が主人公の時代小説。事件が起こり、解決するまでの人情物語だが、美味しそうな食べ物が出てくる。
稲荷ずしの描写が上手く、どんな味が非常に気になる。
最後まで、屋台の主人の素性とやくざもんの親分との関係は明かされなかったが、続編があるだろうな～。
時代小説はさほど好きではなかったが、宮部ワールドならOK！

2009/10/04

「本所深川ふしぎ草紙」の岡っ引きの茂七親分が江戸で起こる事件に挑む時代小説。
茂七親分の人情溢れる人柄と、謎の親父の屋台から出てくる「初もの」の料理。
どれも本当に美味しそうで、作品の良さをさらに引き立てています。