スロー・イズ・ビューティフル の商品レビュー
これまで環境保護とい…
これまで環境保護というと、どうしても肩苦しい感じがしましたが、著者の辻 信一さんのお勧めるスローな生活には そんな肩苦しさはありません。便利で、早いものを求めるのではなく、ゆっくりでも人の温かみ、やさしさの感じれる生活こそが 幸せや平和な世界につながるはず
文庫OFF
文化人類学者による身体論というよりも、現代社会の主流と違った価値観の提示 文化や環境といったものに対する価値観が揺さぶられ、心地よい混乱を味わえる。 読んでみたい本がまたまたたくさん増える。
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ファッションとはかなり縁遠い世界を生きてきたが、2~3ヶ月に一度程度ふと思いついた時にスマホでVOGUE Japanを読むことがある。かなりの確率で興味深い記事に遭遇する。 今回、2024年3月8日付の『ただゆっくり暮らすだけ。せっかちな人と地球のための一冊』という記事に出会った...
ファッションとはかなり縁遠い世界を生きてきたが、2~3ヶ月に一度程度ふと思いついた時にスマホでVOGUE Japanを読むことがある。かなりの確率で興味深い記事に遭遇する。 今回、2024年3月8日付の『ただゆっくり暮らすだけ。せっかちな人と地球のための一冊』という記事に出会った。その記事で紹介されている「スロー・イズ・ビューティフル」とい本をさっそく予約し、読んでみた。 ネタバレとなるのでこちらには記載しないが、日ごろ疑問に感じていることを鋭く、でも分かり易く記述している。 多くの方に手に取って頂きたい一冊。
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今の私は仕事を週3にして、ゆったりすごせている。成長を強いるお金と切り離した生活にこそ豊かさを感じることが多くなった。そんなタイミングだから共感するところが多く、もっと「暮らし」に向き合いたいと思わされた。 ・私たちがゆったりとした生き方をしていたのなら、「世界を危機から救え」...
今の私は仕事を週3にして、ゆったりすごせている。成長を強いるお金と切り離した生活にこそ豊かさを感じることが多くなった。そんなタイミングだから共感するところが多く、もっと「暮らし」に向き合いたいと思わされた。 ・私たちがゆったりとした生き方をしていたのなら、「世界を危機から救え」と私たちが言う、その「危機」なんてそもそも起こらずにすんでいたのじゃないか。 ・現代社会は「準備社会」だ。そこでは、人々がいつも将来のための準備に忙しい。 ・環境危機とは、ふたつの相違なる時間軸のぶつかり合いだと解釈できる。ひとつは近代的な時間、もうひとつは生命や地球を司る時間。 ・我々現代人は、自然のペースがあまりにもスローなので、我慢できないと、生き物に産業のペースを押しつける。 ・疲れとは、最も自然で、力強く、高貴な感覚だ。 ・動物においては、エネルギーを使えば使うほど時間が速く進む。つまりネズミではエネルギーをたくさん使い、時間が速い。一方ゾウでは時間はゆっくり進む。我々現代人はますます膨大なエネルギーを消費して時間の速度を速めているのだ。 ・人の身の丈にふさわしいスピードやペースがあるように、文化にはそれにふさわしい遅さがある。 ・愛とは、遅さそのものが本質。
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☆☆☆2019年11月☆☆☆ 図書館で借りた本なので、手元にないが 素晴らしい本だった。 「スロー」に生きたい、心からそう思う。
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ゆっくりは美しいをテーマにした文化人類学者の社会提案. ・「三匹の子豚」は開発イデオロギーのうってつけの寓話でありコンクリートを崇拝させている. ・Take timeとTeke your timeの違い ・「急いではいけない.ぬかみそを漬けるとわかる.毎日がゆっくりとちがってみえ...
ゆっくりは美しいをテーマにした文化人類学者の社会提案. ・「三匹の子豚」は開発イデオロギーのうってつけの寓話でありコンクリートを崇拝させている. ・Take timeとTeke your timeの違い ・「急いではいけない.ぬかみそを漬けるとわかる.毎日がゆっくりとちがってみえる.手がはっきりみえる」
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文化人類学者であり環境保護活動家でもある、辻信一さんの生きかた見直し本。 環境守ろう!節約しよう! ではなく、スピードと効率を求める中で失ったものを、仕事、食、住居、余暇などを通して見ていきます。 人がもともと送っていた、スローで豊かな暮らしを見直しませんか?と呼びかける本。 ...
文化人類学者であり環境保護活動家でもある、辻信一さんの生きかた見直し本。 環境守ろう!節約しよう! ではなく、スピードと効率を求める中で失ったものを、仕事、食、住居、余暇などを通して見ていきます。 人がもともと送っていた、スローで豊かな暮らしを見直しませんか?と呼びかける本。 15年近く経ってますが、新鮮です。 ぼくなんかは、豊かな読書ってなんだろうな、ってことを考えました。 読んで記事あげるのが目的になったらダメだよなぁ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
スポンサーリンク 著者 : 辻 信一(つじ しんいち) 出版社 : 平凡社 出版日 : 2001年9月25日 おすすめ: ★★☆☆☆(amazon評価 平均4.3) ページ数: 267ページ 全体的に、添削前のような内容の本だった。 結論の輪郭がはっきりしないように感じたからだ。 重要な箇所は、所々に折り込まれていた。 よかった点は、各章の冒頭もしくは章末に、本や歌詞から引用が書かれていること。 「詩」はシンプルで、想像力を豊かにしてくれるものだ。 成長、景気、GDP、効率、競争、大量生産、大量消費、大量廃棄、開発、科学技術、IT、遺伝工学。 これが当たり前の社会になった。 時間を短縮をして、自動化が進んだはずなのに、節約したはずの時間はどこへいったのか? 食文化に関しては、ジャンクフードのファーストフード店が日本全国に広まり、日本の食文化が崩れようとしている。 食べ物の、原材料の表示を見れば、化学合成物質がたくさん記載されている。 人は、自然から食べるものを分け与えられているのではなく、人が食べ物を工場で生産している時代。 品種改良、単一栽培、化学肥料、農薬、抗生物質、ホルモン剤、遺伝子組み換え、クローン技術。 それに伴い、土壌の劣化、表土の流失、生物多様性の喪失。 バングラディッシュの人の168人分のエネルギーと、アメリカ人1人あたりのエネルギー消費にあたる。 なぜ、そんなに急ぐのか?
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都会のど真ん中で高い家賃と生活水準にしがみつくように働くより、静かなところでゆったり過ごすことを求めるようになった自分の考え方の変遷に合うような一冊でとても気持ちよく読めました。本の大きさも手にすっぽり収まるサイズで、持ち歩いて読みたくなるように考えられていたのかも。焦らずに、歩...
都会のど真ん中で高い家賃と生活水準にしがみつくように働くより、静かなところでゆったり過ごすことを求めるようになった自分の考え方の変遷に合うような一冊でとても気持ちよく読めました。本の大きさも手にすっぽり収まるサイズで、持ち歩いて読みたくなるように考えられていたのかも。焦らずに、歩みを止めずに進んでいけるといいなとか思いました。
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将来のために今を犠牲にするのは馬鹿げている。今さえ良ければそれでいい、という刹那主義ではない。現代は準備社会。常に将来のために準備している。 歴史的に見ると、かつて生産力を力ずくで奪った支配者が、生産者に労働の尊厳という道徳を押し付けた。その結果、一所懸命働くことは尊いこと、と...
将来のために今を犠牲にするのは馬鹿げている。今さえ良ければそれでいい、という刹那主義ではない。現代は準備社会。常に将来のために準備している。 歴史的に見ると、かつて生産力を力ずくで奪った支配者が、生産者に労働の尊厳という道徳を押し付けた。その結果、一所懸命働くことは尊いこと、となった。 スローフード協会=イタリアのブラ。食を楽しむ 世界のへそ=中心 ホルモン剤の影響か?成長が早い。巨乳。サケが6倍で成長するフランケンサーモン 全粒穀物、旬の土地の野菜、自然海塩、海草、の4つがあれば生きていける。 長野県駒ヶ根 ダグラスのデモハウス。 オーストラリア南部の空とぶ豚。藁の家。ストローベイルハウス。 クリアベール。 ぜんまいラジオ。 パラリンピックは健常者社会の競走主義的な価値観がある。ほとんどは中途障害者。 ロサンゼルスは1920年代まで、有数の通勤電車のある街だった。それを自動車会社が買収し不便なものにして、廃止した。アメリカ中で鉄道や路面電車を買収した。
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