異端の変革者上杉鷹山 の商品レビュー
ビジネスに役立つと見せかけて全く役に立たない駄文。何故か「歴史」の棚に放り込まれた「歴史小説」。筆者自ら書くように横道に逸れ過ぎ。
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鷹山本人の下りに入るのは、なんと!!半分過ぎて(^^; でも、時代背景なりとても理解ができたかな マネジメントを期待して読んだけど…通常の小説ですね(^^)
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上杉鷹山に興味があって読んだ本。しかし、鷹山その人について触れているのは全体の15%ぐらいかもしれない。何しろ、上杉謙信から始まるので、最初の頃はほとんど本人が出てこない。多くの読者は、「鷹山まだー?」とか思いながらページをめくることになるだろう。 著者も折りにふれ、現在の会社経...
上杉鷹山に興味があって読んだ本。しかし、鷹山その人について触れているのは全体の15%ぐらいかもしれない。何しろ、上杉謙信から始まるので、最初の頃はほとんど本人が出てこない。多くの読者は、「鷹山まだー?」とか思いながらページをめくることになるだろう。 著者も折りにふれ、現在の会社経営になぞっているが、この本のターゲットは経営者層およびそれを志向するサラリーマンだ。いかに企業体質を変えることが難しいか、英才・敏腕・凄腕の藩主や重臣たちの挫折と失脚の歴史をひもとき(その脱線が読みにくさにもつながっているのだが)、長い不況から脱することの出来ない今の日本経済に重ねあわせていく。 本当にどんなに能力がある人がやったところで、沈没しかけの大企業を立て直すなんて、そう簡単ではないんだよな……と、読者がため息をついたあたりから鷹山が登場してくる。鷹山に関する情報が少ないゆえに、その人となりや凄さはいまいち伝わってこなかったかもしれない。彼は、優秀な人材を抜擢する能力と、言葉の力をを持った、どちらかというと思想家タイプに見えた。 政治家として偉かったのは、この本を読む限り竹俣当綱だ。しかし、彼もまた急ぎすぎて失脚してしまう。結局のところ、改革を始めてから実を結ぶまで33年もかかっている。長い長い物語だ。 最近の経営者は2年くらいで結果を出せと迫られて可哀想ですね、と思ってしまった。
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