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学ぶ意欲の心理学 の商品レビュー

3.8

32件のお客様レビュー

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2016/03/09

教育心理学のエッセンスをわかりやすく述べている。特に内発的動機と外発的動機について、専門家の視点から丁寧かつ詳細に語られている。一読をおすすめする。

Posted byブクログ

2014/10/12

教育心理学の授業の感想文の題材として読んだ。人が学習する動機についてを心理学の理論から説明し、さらに実生活に生かせるように述べられている。筆者の提唱する二要員モデルは自らの学習を振り返るいい機会になると思う。2章3章は1章で述べられた理論の理解を助ける役割にはなっているが、ややわ...

教育心理学の授業の感想文の題材として読んだ。人が学習する動機についてを心理学の理論から説明し、さらに実生活に生かせるように述べられている。筆者の提唱する二要員モデルは自らの学習を振り返るいい機会になると思う。2章3章は1章で述べられた理論の理解を助ける役割にはなっているが、ややわかりにくい部分もある。全体的には今までにない視点が得られ、これからに生かせるものであった。

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2014/04/23

学習する動機を、二要因モデルとしてまとめた話。2、3章の対談は難しくて理解出来なかったが、1章の理論と4章の実践的なところを読めば十分だと思う。 本書中でも触れられていたが、ターゲットは学生なので、社会人が読むには読み替えが必要です。 なぜ今の仕事をしているのか、今後どうなりたい...

学習する動機を、二要因モデルとしてまとめた話。2、3章の対談は難しくて理解出来なかったが、1章の理論と4章の実践的なところを読めば十分だと思う。 本書中でも触れられていたが、ターゲットは学生なので、社会人が読むには読み替えが必要です。 なぜ今の仕事をしているのか、今後どうなりたいのか、だけでなく、なれる自分を作るための学習という観点も良かったと思う。 いずれにしても、継続的な学習は、社会人にも必要で、それをどういうモチベーションで続けていくか、ということに関するヒントがたくさん詰まった本だと思う。

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2014/03/21

一章は動機づけ理論のまとめと筆者の唱える二要因モデルをまとめてある。私自身筆者の著作を読むのは初めてだったのでこの二要因モデルにはなるほど上手く出来ていると思わされた。 二章はどうも言い訳感があるというかこう言った〜いやそれはこういう意味で…ということの繰り返しであった印象が残...

一章は動機づけ理論のまとめと筆者の唱える二要因モデルをまとめてある。私自身筆者の著作を読むのは初めてだったのでこの二要因モデルにはなるほど上手く出来ていると思わされた。 二章はどうも言い訳感があるというかこう言った〜いやそれはこういう意味で…ということの繰り返しであった印象が残っている 三章は私にとっては面白い章であった。強い個人に関する話題がとても印象的である 四章は筆者からのアドバイスであるように感じられた。体が動かなくなる前に色んなことを体験しておくという筆者の生き方には感銘を受けた。なるほど私も若いうちに色んなことを経験しておいて老いてからの趣味をとっかかりやすくしておきたいものである

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2013/06/17

心理学的な文脈でのやる気・動機づけを説明する時、歴史的に心理学ではこれまで様々な角度から議論されてきたが、著者はその統合化の試みとして「二要因モデル」で説明が可能であるとする。 二要因モデルとは、学習の動機の分類を「功利性」と「重要性」という二つの次元で構造化し、整理したもので...

心理学的な文脈でのやる気・動機づけを説明する時、歴史的に心理学ではこれまで様々な角度から議論されてきたが、著者はその統合化の試みとして「二要因モデル」で説明が可能であるとする。 二要因モデルとは、学習の動機の分類を「功利性」と「重要性」という二つの次元で構造化し、整理したものであり、以下の六つに分類される。 内容関与的動機 ・充実志向(学習自体が楽しい) ・訓練志向(知力を鍛える) ・実用志向(仕事や生活に生かす) 内容分離的動機 ・関係志向(他者につられて) ・自尊志向(プライドや競争心) ・報酬志向(報酬を得る手段として) また、これらの分類に対して効果的に実生活に役立てる方法がそれぞれの志向に対して示されており、うまく自分のやる気を調節できるような仕組みが最後の章で与えられるが、各人が多かれ少なかれ経験したであろう取組が紹介されている。 一般に本の効用の一種として、モヤモヤしている暗黙知の言語化・明確化があるが、この本の動機づけの考え方、整理の仕方は、過去を振り返った自分自身のやる気やモチベーションに当てはめて反芻でき、利発的に言語化が進む。それらは将来の自分が壁にぶつかった時に解決の方法の一助を提示してくれるものであると思う。 PHP新書らしく、実用的な部分にアクセスし易い作りになっていて 手っ取り早く読んで、自己のモチベーションを心理学的な枠組みでとらえ直したいという人には短時間でサクサク読め、パフォーマンスは良い。 自己啓発にしても、根拠のない安易なそれよりも、分別としての科学に基づいた嗜みをしたいものだ。 二・三章 教育対談のような風情で、専門用語を多用し、極めて読者に不親切であった。 対談相手から発せられる批判や誤解に対する弁明、釈明のような意味合いが強い気がして残念だったことをを鑑み、★3つとする。

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2013/06/12

≪目次≫ 第1章  動機づけの心理学を展望する(職場における動機づけ 第2章  和田秀樹氏との討論(内発と外発をめぐって 第3章  苅谷剛彦氏との討論(苅谷論文は何を主張しているのか 第4章  自分のやる気を引き出す環境づくりと意識づくり

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2012/12/30

―――子どもの自主性を尊重する日本の教育は世界の潮流に逆行しているのか?? 本書では、心理学の「動機づけ」理論の基本的な流れを踏まえ、最近の教育改革をめぐる論点を、精神科医・和田秀樹氏、教育社会学者・苅谷剛彦氏と徹底討論。 人間の「やる気」を考えるための新しい枠組みを提示する。 ...

―――子どもの自主性を尊重する日本の教育は世界の潮流に逆行しているのか?? 本書では、心理学の「動機づけ」理論の基本的な流れを踏まえ、最近の教育改革をめぐる論点を、精神科医・和田秀樹氏、教育社会学者・苅谷剛彦氏と徹底討論。 人間の「やる気」を考えるための新しい枠組みを提示する。 学ぶ意欲、働く意欲など、私たち一人一人の「やる気」を引き出すヒントも見つかる一冊。 みおからの借りもん 俺は新書をほとんど読まへんから、いい刺激になった 2章と3章の対談はちょっと読みにくくて、頭に入りづらいとこがあったけど 「動機づけ」の「二要因モデル」なんかは、 今までの人生で自分が色んな仕事を、どうやって乗り越えて来たかの分析に役立つと思うし 4章の環境づくりと意識づくりの話は これからの自分にとって『使える』ことが書いてあった 自分が広がったことを感じられる一冊でした

Posted byブクログ

2012/12/20

PHP新書ってだけでダメ本って感じがするが、この本はいい本。 動機付け理論の簡潔な俯瞰 教育心理学を応用する際の注意点 自分でモチベーションアップする方法 あと、第四章で著者のインタビューを読むと、若い時は体力的に色々と挑戦できる貴重な時期だなと改めて思う。

Posted byブクログ

2012/11/18

p18 親和動機:職場における人間関係を重視する考え方 ホーソン効果:何か新しいことに取り組んでいる時に、その誇りからやる気が出てくるということ。心理的要因。 物理的な労働条件が悪くても、仲間同士、上司との関係がよい。上司があまり口うるさくノルマを課したりせず、自分のペースで気持...

p18 親和動機:職場における人間関係を重視する考え方 ホーソン効果:何か新しいことに取り組んでいる時に、その誇りからやる気が出てくるということ。心理的要因。 物理的な労働条件が悪くても、仲間同士、上司との関係がよい。上司があまり口うるさくノルマを課したりせず、自分のペースで気持ちよく働ける雰囲気があるなど。 何か新しい試みをしている時というのは、人間はけっこうやる気が出るもの。意欲がわく。 達成動機:何かやり甲斐のあることを成し遂げたいという欲求 p45 ヒドゥン・カリキュラム:集団内での暗黙の方向づけ 高橋先生お勧め p70〜

Posted byブクログ

2012/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

動機づけ理論の歴史・基礎を振り返って、最近の日本の教育について和田秀樹氏、苅谷剛彦氏と討論しています。外発から内発への移行・ヒドゥンカリキュラム・学習動機の2要因モデルが参考になりました。 学ぶ意味は「なりたい自己」と「なれる自己」を広げること、という考え方は良いと思いました。また、「大人が勉強するような社会になれば、子どもも多少は勉強してくれるんじゃないかと」(P131)いう和田氏の発言に納得してしまいました。

Posted byブクログ