トード島の騒動(上) の商品レビュー
「ヒキガエル」の名を…
「ヒキガエル」の名を持つフロリダのトード島で、突然リゾート大開発がはじまった。大量に生き埋めにされたカエルたちをよそに、利権渦巻くプロジェクトは進む・・・・・
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8冊プラス1冊 入手して切り崩すように読んでいる2冊目 1999年の作品 発表年順に読むつもりが、重ねてある順番に手に取ったので一つ飛ばし(「幸運は誰に?」)で読む。 「下ネタ+環境問題」と言うテーマは貫いてる。 今回はカエルが多いことから「トード島」と呼ばれているところに...
8冊プラス1冊 入手して切り崩すように読んでいる2冊目 1999年の作品 発表年順に読むつもりが、重ねてある順番に手に取ったので一つ飛ばし(「幸運は誰に?」)で読む。 「下ネタ+環境問題」と言うテーマは貫いてる。 今回はカエルが多いことから「トード島」と呼ばれているところに橋の建設、またそれに便乗した施設建設を進めている知事、ロビイスト、開発業者(麻薬密売業者あがり)と、それに反対する環境活動家、研究員、ロビイストの妻、犬、 反対派を消すために雇われた殺し屋などが入り乱れる。 「珍獣遊園地」では、テーマパークの元従業員でジャーナリストの男が、徐々に、過激な攻撃を仕掛けていたが、活動家の男は冒頭からかなり過激 海外のニュースで時々見かける 「なんでこんなことに?」 「度のすぎた奴もいるのね」って感じの輩が大量に登場する。 ・開発業者はバービー人形依存症 ・殺し屋は911への通報を録音したモノにクラシックをつけて編集したテープを聴く趣味 ・活動家の元カノは二重人格のガンマニア 等、狂人や汚い言葉にげんなりさせられる。 原題は「sick puppy」 狂った若造(環境活動家?) 病んだ犬(ロビイストの犬は病んでた) でも、出てくる人の殆どがなんらかに病んでて狂ってた。 アメリカの闇ってことなのか? そんなのをなかなか詰め込んでるせいで なんともダラダラとラジオを聴いてるような読み心地 一人称を名前で表記し、さらに繰り返しでも「彼」「彼女」と言う言葉を使わず、名前を書いてるせいで長ったらしく感じる。(意図的?) 怪人スキンクも登場、知事の補佐官が彼の過去を調べている場面があり、私も今回の「カール・ハイアセン読み漁り」の中でスキンクの過去を知るのが楽しみの一つなので、なんだか自分と重なった。 なんかわからんが「つまらない話」をダラダラ読むのを楽しみ始めてる。
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<07/2/2読了>この著者は初読。トニー・ケンリックのノリだな。面白いが上下二巻てのはさすがに多すぎないか。上巻終盤からやや中だるみ傾向あり。
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