広告の迷走 の商品レビュー
広告って何だろう?自己表現?仕事?宣伝?作品?何なんだろう?って考えたことはありませんか?著者の梶 祐輔さんがバッサリ切ってくれますよ。色々考え方も変わります。
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■概略 大学卒業後電通に入社し、日本デザインセンター創立に参加するなどして40年以上広告に携わってきた 著者が、これまで感じてきた違和感を分析し日本の広告を批判する。 ■感想 この本に書かれてあることを要約すると、以下の4点に集約されると思う。 ・今日「広告」と呼ばれるものは...
■概略 大学卒業後電通に入社し、日本デザインセンター創立に参加するなどして40年以上広告に携わってきた 著者が、これまで感じてきた違和感を分析し日本の広告を批判する。 ■感想 この本に書かれてあることを要約すると、以下の4点に集約されると思う。 ・今日「広告」と呼ばれるものは、正確にはプロモーション(販売促進)とアドバタイジング(広告)とに分かれる。 ・プロモーションとは商品を売るためのものである。 ・アドバタイジングとは長期にわたって商品が売れ続けるために絶対不可欠な信頼関係を築くためのもの、 つまりは企業のブランドイメージを確立するためのものである。 ・ブランドこそがその企業の価値である。 このことは序盤で述べられていて、その説明のために日本の広告の現状や背景・問題点についての議論に後のページが割かれている。 が、同じような言葉を繰り返し使っていたりして、うまくまとめ切れていない。 もっとうまく要約できれば、単行本の厚さではなく雑誌のコラム程度におさまる内容だったと感じた。 これ以外にも有名タレントの起用の問題点やデザインの効用、ネットによる変革などいくつかのトピックも取り上げているが、それらはありきたりな意見であったり細かすぎる話だったので特筆すべきことはない。 ■一般的見解 著者の広告にたいする危機感・愛情が溢れる内容だというものが目立った。 そして、アドバタイジングとプロモーションの違いを認識することの必要性も、感じ取られるところらしい。 ■総括 冒頭で述べた4点がこの本の全てだが、その背景を詳しく知るためにサラッと読み流すのはいいかもしれない。 ただ、自分はこの本に対しては単調で、ページ数に対する内容が浅すぎると感じた。
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「広告はモノを売るものではない」と断言するべきなのだけれど、日本の現状は....。では広告の役割とはなんだろう?ブランディングという言葉で簡単にくくりたくはないけれど....。いい広告、いいコミュニケーションが未だにつくれていないなぁ。
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