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ケーキの世界 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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テレビチャンピオン甘…

テレビチャンピオン甘味王選手権で僅差で準優勝になってしまった菓子愛好家の方が、日本のスイーツブームの変遷やケーキ図鑑などについて書いたもの。甘いものが食べたくなります。

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日本のお菓子の歴史、美味しいケーキ屋の見つけ方、各国の代表的なケーキなど。ダイエット中は読まないほうが良いかも(笑)

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2011/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ケーキが大好物。楽しく食べている。 ただ、自分好みの店を見つけるのは、なんの情報もなしに行き当たりばったりでは大変。店の数は多すぎるし、どこのケーキも美味しそうだからだ。確実に目移りして、たちまち迷うことになる。そこで、こういうガイドブックを見る。 この本は、具体的に「どこそこのお店が美味しいですよ」と名指しで紹介しているわけではない。ケーキ好きの読者が自分好みの店を見つけるためのヒントを教えてくれている。 人の価値基準とか味覚基準は千差万別。だから、一概に「ここ」とか「これ」と断定できるわけがない。私もいつも書くことだが、著者の村山さんはその辺のことを上手に書かれている。 ただ、本書に詳しく書かれていないことで、ずっと気になっていることを思い出した。 「ショートケーキ」のことだ。ケーキと聞いて、日本人の誰もが真っ先に思い浮かべる、苺ののったお馴染みのケーキ。 このショートケーキの何が気になるのか?  それは、一年中いつでも売っていること。苺の旬をはずれている時期でも売っているから。 スーパーの果物売り場から苺が消えても、ケーキ屋のショーケースの中にはなぜか必ず苺のショートケーキが鎮座している。 どういうことだろう?  実はこのショートケーキは日本生まれ。それもあってか、前述した通り、日本人にとってケーキといえばショートケーキという固定観念ができてしまったようだ。でも、旬をはずれた苺は美味しくない。それでも、作らなければお客様が納得しない。パティシエが陥るジレンマだ。 先日、NHKテレビで、東京の人気パティシエ3人の座談会が放送された。そこで、ちょうどこの話が出た。思わず膝を打ってしまった。3人ともが、今でこそ年中ショートケーキを出しているが、元々は作りたくなかったと話したのだ。 理由は大きくいえば2つ。ひとつは、彼らは3人ともフランスなどのケーキの本場ヨーロッパで修業してきたことがある。あちらにはショートケーキはなく、本場のお菓子作りを目指すパティシエにショートケーキは異質なお菓子に思えてならないようだ。作りたくないもうひとつの理由は、苺が美味しくない時期でもお客様が食べたがるからだという。開業当初の夏、苺のショートケーキを作らなかったら、怒ったお客様がいたそうだ。 「今の時期、苺は美味しくないんですよ」と丁重に謝り説明しても、 「子供が食べたがっているんだから」とか、「ケーキ屋が苺のショートケーキを置くのは常識だろ」くらいに叱られてしまい参ったということが何度もあったそうだ。 今でこそ3人のシェフは、経営のことを考えたり、自分なりに納得できるショートケーキが出来たこともあり、並べるようにしているという。本音の部分をグッとこらえて、お客様の希望に沿うよう努力しているようだ。 それで思ったのだが、少なくともケーキ好きを自任する客であるなら、そういう部分も知っておかなければいけないのではないか。 「季節感」において、洋菓子は和菓子に比べどうだろう? 私のそばには、ケーキといえば年中いつでもモンブランしか食べない人がいる。有名高級店のものしか食べない人もいる。どこのもみんないっしょという人もいる。 日本の洋菓子は世界的にもトップクラスにあるという。フランスのシェフも認めている。日本の洋菓子がさらに一段ステップアップするには、食べる側も勉強しレベルアップする必要がありそうだ。 苺のことを知ったら、落語「千両みかん」を思い出した。

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2010/07/12

自分が知りたかった内容とは違いましたね。 重要なのは『ケーキの世界』であって、『世界のケーキ』ではない所。 この本は、ケーキ愛好家の著者が 『ティラミスのブームにはこんな仕掛けがありました』 『日本のケーキの歴史』 等を語りつつ、最終的に 『こんな風にケーキを楽しんでみては?』...

自分が知りたかった内容とは違いましたね。 重要なのは『ケーキの世界』であって、『世界のケーキ』ではない所。 この本は、ケーキ愛好家の著者が 『ティラミスのブームにはこんな仕掛けがありました』 『日本のケーキの歴史』 等を語りつつ、最終的に 『こんな風にケーキを楽しんでみては?』 というケーキの食べ方お勧め本。 決して押しつけがましくは無いもののあまりのこだわりぶりに、 『好きに食べさせてくれ』と思った。 著者の趣味の1冊・・・かな? そんなイメージでした。

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2014/10/26

[ 内容 ] 1990年の「ティラミス」ブーム以来、ケーキは単なる「甘いもの」という存在をこえ、菓子店やパティシェ(菓子職人)個人に人々の注目が集まるようになっている。 菓子ブームやバレンタイン・デーの変遷、日本の洋菓子の発展史、そして、おいしい店の探し方、各国ケーキ図鑑まで…「...

[ 内容 ] 1990年の「ティラミス」ブーム以来、ケーキは単なる「甘いもの」という存在をこえ、菓子店やパティシェ(菓子職人)個人に人々の注目が集まるようになっている。 菓子ブームやバレンタイン・デーの変遷、日本の洋菓子の発展史、そして、おいしい店の探し方、各国ケーキ図鑑まで…「プロの食べ手」を自負する著者が、多彩な広がりを見せる日本のケーキ文化を分析する“ALL ABOUTケーキ”本。 [ 目次 ] 第1章 菓子ブームの裏事情 第2章 日本の洋菓子のルーツ(南蛮菓子は今も生きている;洋菓子の息吹は明治維新から ほか) 第3章 もっとおいしく菓子を味わうために(おいしい菓子店を見つけるヒント;素材を知る ほか) 第4章 世界のケーキ図鑑(フランス菓子;イタリア菓子 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2009/10/04

“菓子愛好家”を肩書きとする著者が、洋菓子について力説する一冊。 1.菓子ブームの裏事情 2.日本の洋菓子のルーツ 3.もっとおいしく菓子を味わうために 4.世界のケーキ図鑑 老舗や大手菓子メーカーの歴史、クリームを始めとする材料の説明、 菓子を美味しく味わうコツ、デパ地下の...

“菓子愛好家”を肩書きとする著者が、洋菓子について力説する一冊。 1.菓子ブームの裏事情 2.日本の洋菓子のルーツ 3.もっとおいしく菓子を味わうために 4.世界のケーキ図鑑 老舗や大手菓子メーカーの歴史、クリームを始めとする材料の説明、 菓子を美味しく味わうコツ、デパ地下の歩き方、優良店の判断基準など、 大変密度の濃いお菓子の本でした。 お菓子の紹介文から著者が如何にお菓子を愛しているかが伝わってきます。 そんなに惚れ込めるものがあるというのは羨ましくもあります。 あぁ、デパ地下行きたい。

Posted byブクログ