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天涯(1) の商品レビュー

3.7

12件のお客様レビュー

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素敵な写真をありがと…

素敵な写真をありがとう。沢木耕太郎氏の写真集。彼の文章が好きです。

文庫OFF

沢木さんはこんなアン…

沢木さんはこんなアングルで旅をしていたのだと魅せられる本でした。

文庫OFF

写真集。別に観光地の…

写真集。別に観光地のものであったり、有名な人が出てくるわけでもない、本当にその辺のものを撮った、というもの。だがしかし、自分でも旅をしてきた、そういう気分にさせてくれる一冊である。

文庫OFF

2022/06/07

気分転換に沢木耕太郎の写真集『天涯 1 鳥は舞い 光は流れ』を読みました。 沢木耕太郎の作品は昨年11月に読んだフォト&エッセイ集『旅の窓』以来なので約半年振りですね。 -----story------------- あの沢木耕太郎が、数々の「夢」をもって旅し、カメラを携え、自...

気分転換に沢木耕太郎の写真集『天涯 1 鳥は舞い 光は流れ』を読みました。 沢木耕太郎の作品は昨年11月に読んだフォト&エッセイ集『旅の窓』以来なので約半年振りですね。 -----story------------- あの沢木耕太郎が、数々の「夢」をもって旅し、カメラを携え、自らの夢を記録する。 新鮮な、そして懐かしい驚きを与えるカット。 単行本未収録の「通過地点Ⅰ」を加え充実の三部構成。 ----------------------- 沢木耕太郎が撮影した写真に、旅行中にノートに書き留めた短文やメモ、小説の引用等を織り交ぜた写真集です。  ■鳥は舞い  ■光は流れ  ■通過地点Ⅰ 沢木耕太郎が旅先で捕らえた風景、旅先での瞬間の出会い… プロの写真家の作品ではないだけに、その素人っぽさに親しみを感じる部分もあるし、技術偏重ではない分、その感性を感じながら眺めることのできた作品、、、 人や物を観察する力の違いを感じましたねー 文庫本なので読みやすいのですが、写真については物足りなさを感じますね… 雑誌サイズで観たかったな。 眺めていると旅に出たくなる一冊… 相変わらずコロナ禍での窮屈な生活が続いているので旅に出たくなりましたね。

Posted byブクログ

2014/10/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

写真家田中チョートク氏が絶賛していた。 「世界の何だかわからないものを、そのままつかみ出している」 いったいそれは何だ?と興味を持ち、読んで(見て)みた。確かに、見てるだけでなぜかドキドキする感覚がある。”沢木耕太郎”というネームと、”深夜特急”のイメージがそうさせるのだろうと思うが、日本以外の世界を何も知らなかった頃の、好奇と畏怖と憧れと・・・いろんなものが入り混じったあのころの感覚がよみがえる気がする。 写真と、それに添えられた、”旅”にまつわる数行の言葉、引用文がそうさせるのだろう。巧い作りだな、と感心する。 文庫になって付け足された「通過地点」と題された章。写真集が出来るまでの経緯を綴った1.のほうは面白かったが、2.は蛇足っぽかった。

Posted byブクログ

2012/09/09

※自分用メモ 【出会い】 前から気になってはいたが、文庫になり、ブックオフ105円の棚にまでたどり着いていたので。 【概要】 紀行写真集と旅についてのミニエッセイ。 【感想】

Posted byブクログ

2011/04/26

存在することの甘美な苦悩、名を知らぬ危険のえも言われぬ接近、生きることは、してみればその破滅にむかって走ることか? あらためて、休むことなく、われわれの破滅にむかって走ろう。 アルベール・カミュ『夏』

Posted byブクログ

2011/02/08

著者の「深夜特急」にあまり乗れなかった…とつぶやいたところ、知人にこちらはどうかと薦められて手にとりました。 前半はやはり少し距離を置いて〜それはコラージュされている他の作家の引用文の、翻訳もの独特の文体に入りきれなかったのが大きいのですが〜写真を眺めながら読み進めました。 い...

著者の「深夜特急」にあまり乗れなかった…とつぶやいたところ、知人にこちらはどうかと薦められて手にとりました。 前半はやはり少し距離を置いて〜それはコラージュされている他の作家の引用文の、翻訳もの独特の文体に入りきれなかったのが大きいのですが〜写真を眺めながら読み進めました。 いきなり引き込まれたのは最後、「通過地点1」という、本書の出版にあたっての著者の語り書きにはいった途端です。 既存の写真集に対する、知らぬ間に抱いていた不満、初めての写真集編集作業のわくわく。 文章と写真の関係を緩く、中ば偶然に任せて組み合わせたこととか、「素人」の写真が、しかし扱い方次第で魅力を放ち出すこととか。 …この後半部分はあくまで本編の「天涯」に付け加えられたもの、というのがなんとも微妙な感想となってしまいますが(笑) しかし、人の記憶とか、そこから生まれる世界観とかいうのは、なるほどそういうもので、一つ一つはさほど意味のない、断片が組み合わさって出来上がっているのだよなあと。 表現というものは面白いものです。

Posted byブクログ

2011/01/10

田中長徳氏の本(『カメラは詩的な遊びなのだ』)に、この『天涯』のことが書いてあったので購入。 たしかに沢木氏でなければ取れない写真の数々。そして氏は自らの写真の腕については語っていない。 この集英社の文庫版のシリーズは6冊ものらしいが、オリジナルサイズのもののほうが、他の方が言う...

田中長徳氏の本(『カメラは詩的な遊びなのだ』)に、この『天涯』のことが書いてあったので購入。 たしかに沢木氏でなければ取れない写真の数々。そして氏は自らの写真の腕については語っていない。 この集英社の文庫版のシリーズは6冊ものらしいが、オリジナルサイズのもののほうが、他の方が言うように欲しくなってしまう。 それと、沢木氏が最初はちょっと自分の理想としてイメージしたという、ヴィム・ヴェンダースの『かつて・・』という写真集も見たい。 きっと『パリス、テキサス』の主人公トラヴィスのような、澄み切りわたった写真なのだろうと想像されるが。 開高健の『オーパ』とかも読み返したくなった。な。

Posted byブクログ

2009/10/04

本書は沢木耕太郎による写真集である。彼は写真のプロではないし、「交換レンズもなければストロボも持っていない」。ゆえに写真集を出すなんておこがましいと自分でも言っているが、それが沢木耕太郎の旅の記録だというところから、写真が意味を持ちはじめる。気軽な気分で読める文庫版。 『天涯1...

本書は沢木耕太郎による写真集である。彼は写真のプロではないし、「交換レンズもなければストロボも持っていない」。ゆえに写真集を出すなんておこがましいと自分でも言っているが、それが沢木耕太郎の旅の記録だというところから、写真が意味を持ちはじめる。気軽な気分で読める文庫版。 『天涯1』は、香港、澳門、アメリカ、スイス、メキシコ、キューバ、オーストリア、トルコなど。ジョージ・フォアマン、フィデル・カストロといった有名人も登場。 「なぜ旅をするのか、とあなたがたは人からたずねられる。旅は、つねにみなぎる十分な力の欠乏を感じる人々にとって、日常生活で眠ってしまった感情を呼びさますに必要な刺戟になることがあるだろう。そんなとき、一か月のうちに、一年のうちに、一ダースあまりのめずらしい感覚を体得するために、人は旅をする。私がここでいうめずらしい感覚とは、あなたがたのなかに、あの内的な歌――その歌がなければ感じられるもののすべてがつまらない――をかきたてることができるようなものをさすのである。」 ジャン・グルニエ『孤島』(井上究一郎訳)

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