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「連結」の経営 の商品レビュー

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2010/05/29

会計の仕事に携わりばがらも、なかなか連結なんかをする機会は無い。ただの勉強として。 会計は実務と学問が近いと言われるが、まだまだ隔たりがあると感じる。 連結のみならず、税効果の説明も充実していて勉強になった。 •連結は会社を正しくつなぐだけの会計 •個々の会社の成績や財産が良...

会計の仕事に携わりばがらも、なかなか連結なんかをする機会は無い。ただの勉強として。 会計は実務と学問が近いと言われるが、まだまだ隔たりがあると感じる。 連結のみならず、税効果の説明も充実していて勉強になった。 •連結は会社を正しくつなぐだけの会計 •個々の会社の成績や財産が良くなれば連結決算も自然と立派になる •税効果会計は連結決算とは関係なく、税引前利益の下に来る法人税などの額を、支払額ではなく理論税率で計算する会計である •連結決算では、単独決算時代のように、親会社が子会社の損を押し付けるようなことができなくなる •外国人投資家やアナリストに一時間のインタビューを受けると、50分は連結決算の話。その三分の二がセグメント情報、三分の一がキャッシュフローの話 •連結決算の時代を迎えたいまだからこそ、個別決算が大事になる •アメリカでは業績予想を連結で出している会社は無い。それを出すろと、その後、実績が大幅に変更になったときに訴訟になる •海外子会社の業績評価の仕方  業績評価は現地通貨で行う  円に換算するといても、参考程度にとどめる  数量ベースで伸びているか見る  時系列ではどうかをみる •いま、連結キャッシュフロー計算書が登場して「現金主義」が注目されているが、税効果は「発生主義」である。現金ベースではない •日本では、税金は国への債務であるという理屈で、考えてきた為に。税効果会計が遅れた。税金も収益に対する一種の費用と考える事で、はじめて理論値という概念が出てくる •税効果の手順  まず連結損益計算書には、会計上の理論的な税金が載る。次に、会計と税務上の認識基準の差を(繰延税金)資産/負債として計上する。 •インタビューで、答えられない、その必要を認めないものについては、「答えられません」と勇気を持って毅然と、しかも礼節のある態度で接する。会計責任者にとってこのときの「勇気」は非常に重要 •経営実務では、原価償却費という言葉を聞いたら、「売値の何パーセントか。製造原価の何パーセントか」ということをまず頭に浮かべる

Posted byブクログ