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Webの創成 の商品レビュー

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2017/12/12

インターネットもウェブも実は集権的なところがある。ウェブアプリケーションときたら、とくにそうだ。例えばFacebookのように。一方、もし歴史をやり直したら、ウェブはもっと分権的になっていたかもしれない。ビットコインのように。ソーシャルネットワークもP2P(ピア・トゥ・ピア)型に...

インターネットもウェブも実は集権的なところがある。ウェブアプリケーションときたら、とくにそうだ。例えばFacebookのように。一方、もし歴史をやり直したら、ウェブはもっと分権的になっていたかもしれない。ビットコインのように。ソーシャルネットワークもP2P(ピア・トゥ・ピア)型になっていたかもしれない。クラウドのサーバーにアクセスするのではなく、各自のデバイスがサーバーとなってP2P通信することでもソーシャルネットワークは実現されうる。そのような「あり得た歴史」を考えるとき、果たして現在我々が目にしているのはどれくらいの蓋然性で実現した現実なのだろうか、という問いが出てくる。時間を遡って世界を100回繰り返せば、そのうち何回が、いま我々が見ているような集権的なアーキテクチャになるのだろうか。

Posted byブクログ

2014/08/23

タイトルの通り、Webの生い立ちを記した本。書かれている内容は未来の話も含めて遠い過去になりつつあるけど、初期のWebにまつわる人々の空気感がなんとなく伝わってくる。

Posted byブクログ

2011/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

wwwの父 ティム・バーナーズ-リー。この業界で食べている以上、読まない訳にはいかない。 読まなければいけない。という想いで読んだせいか、言葉遣いか難しいのか、翻訳か・・・、ともかく読みにくかった。 ただ、以下3点については、共感できた内容です。 ・WWWは、ニュートリノで話題のCERNで誕生した。 ・WEBの構想ができたのでは、1989年で、初期システムは1991年頃だったということ。 →かすかな記憶は正しかった。 ・1994年以降の話は、私の記憶にもあり、なじみやすかった。 この本はWEB誕生の教科書であり、ティムバーナーズリーが考えてきたこと、言いたかったこと、がおそらく正確に書かれています。 WEBの歴史について語らなければいけない際には、改めて、また読みたいと思います。

Posted byブクログ