源氏物語(上) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「源氏物語」の吉屋信子訳。 祖母が三人の孫娘たちに源氏物語の講義をする形式で進む。 源氏物語の訳では、これが一番好き! 現代語訳でありながら、言葉遣いが上品で美しくて源氏物語の世界に浸れます。 さらに、孫娘に講義をする形式だから、説明も含まれていてわかりやすいです。キャラクターごとに解釈したことを語ってくれるところも○! 合間に孫娘たちの物語も入ってきて、源氏物語と少女小説が同時に読めるところがいいですね。
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田辺聖子さんが敬愛しておられる吉屋信子さんの作品 をこの度はじめて読んだ。「源氏物語」を昭和初期の 家族の話を舞台設定にして、祖母の語りで表すという 手法。その時代ずきな私にはちょうどよかった。 「源氏物語」じたいはこのみでない(光源氏がすきに なれないため)が、この本では抵抗な...
田辺聖子さんが敬愛しておられる吉屋信子さんの作品 をこの度はじめて読んだ。「源氏物語」を昭和初期の 家族の話を舞台設定にして、祖母の語りで表すという 手法。その時代ずきな私にはちょうどよかった。 「源氏物語」じたいはこのみでない(光源氏がすきに なれないため)が、この本では抵抗なく読めた。 ちなみに私は葵の上の気質って共感できて、すき。
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