ディングルの入江 の商品レビュー
写真家・ノンフィクション作家の藤原新也さんには珍しい「小説」。といっても恐らく主人公の写真家である「私」は著者にダブり、小説という形をとりながら、著者のスタイルをくずさない印象。アイルランド西海岸の荒涼とした、素朴な感じの描写がいい。
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読後、Google earthでダブリンから西へと指で道を辿りながら、ディングルの入江を目指してみたら、小説とリアルの世界が交錯して、なんとも言えない余韻にしばらく浸ってしまいました。アイルランドの西の岬の最果て感の中で、人と人の運命の繋がりを信じる・・・こんな世界を旅してみたい...
読後、Google earthでダブリンから西へと指で道を辿りながら、ディングルの入江を目指してみたら、小説とリアルの世界が交錯して、なんとも言えない余韻にしばらく浸ってしまいました。アイルランドの西の岬の最果て感の中で、人と人の運命の繋がりを信じる・・・こんな世界を旅してみたいって本気で思いました。個人的にはCeltic Womanの「The Soft Goodbye」が、この小説のテーマソングです☆
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泣いた。もう何度読んでも泣ける。 初めて読んだのは中1か中2の時。やられた。それ以来、好きな作家としては1位2位をわたしのなかで争ってる(笑) この本をきっかけにアイルランドという国に興味を持ち、文化祭で海外の文化を調査し発表するということになった時、アイルランドをゴリ押しした...
泣いた。もう何度読んでも泣ける。 初めて読んだのは中1か中2の時。やられた。それ以来、好きな作家としては1位2位をわたしのなかで争ってる(笑) この本をきっかけにアイルランドという国に興味を持ち、文化祭で海外の文化を調査し発表するということになった時、アイルランドをゴリ押しした我が班。 アイルランド大使館に電話をしたら、すごく柔らかな物腰で応対してくれ、大量の資料と国歌の入ったテープを送って来てくれた。 アイルランドは、行ったことないけれど心のふるさとだと感じているほど。 冒頭の文章「雑踏の彼方から、音が聞こえる」もうこの一節にズキュンとやられた。だって、もう切ない。 切ないのに愛に溢れていて、プーカが絵の具を唇に塗るところなんて、まるで白昼夢のような、淡く繊細な暖かさを感じる。 わたしの中学時代はディングルの入り江と風のフリュートと共に。笑 いつか、ひとりで絶対にいく。アイルランドへ。
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静謐。 物語の中で語られる話が、事実なのか作り話なのか、信じられないのに本当のことのような気がする。まさにアイルランドの物語。
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