読書の方法 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・書物の評価(P42~) 自分より年上の方の意見なので、素直にそうも取れるのか、と思う。 書物とはなにか、それを評価する事とは、読むとはなにを意味するのか、これらの疑問に対し、それを人間にあてはめ見直す視点が新鮮だった。特に青年期での書物に対する勘違いには自身も記憶があり、著者が人より優れた人者だと思って、ぜひ会いたいと願うも、実際あってみたら平凡な人間にすぎないとのくだりは正にそのとうりだ。 ・「書評」を書く難しさ(P50~) あらためて、自分が書評を書く方になると、なるほど、こんなに難しいことはないいなと感じた。 ・批評と学問 西欧近代化をどうとらえるか(P156) P163の最終行・・・これ誤植なのかなと思った。"一七世紀の中葉ごろに兆しを” なかばってこんな漢字もあるのかな? 調べたら、「意味を表すため、口で言ったり字に書いたりしたもの」が意味だった。こんな言葉もあるんだ~ この章はちょっと、とっつきにくかった。
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対談再読中。 中沢新一との対談が特によかった。太宰治についてはほかの本のほうが詳しいかも?(08.12.22)
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『戦後思想界の巨人の頭脳が映し出された書棚』のところで『良書と判断した本のなかで引用されていたり、参考文献リストに載ってる書籍はタイトルを控えておき、次の機会に買うようにしている。こうして購入した本はすぐに書棚にいれず、机の上に積んでおく。そばに置くことでふと手にする機会が多くな...
『戦後思想界の巨人の頭脳が映し出された書棚』のところで『良書と判断した本のなかで引用されていたり、参考文献リストに載ってる書籍はタイトルを控えておき、次の機会に買うようにしている。こうして購入した本はすぐに書棚にいれず、机の上に積んでおく。そばに置くことでふと手にする機会が多くなる。』とか『生涯のうちで影響をうける本というのはほんの数冊に過ぎないのだ。』とか。なんか、読書するということについて色々書いてる。おすすめの本がたくさん載ってて、これを読むと、昔の本も読みたいなと思った。
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「個人の歴史でいえばニ、三歳までに人類は全部根本的なことは考えているわけです。人間の内面や、人間の起こりについて、宇宙の起こりから終末までみな考えたのです。 ではなぜ近代諸科学に意味があるかというと、それを自我と同じ規模からすべてのことを考えるという方法、自我以外のものを自我の場...
「個人の歴史でいえばニ、三歳までに人類は全部根本的なことは考えているわけです。人間の内面や、人間の起こりについて、宇宙の起こりから終末までみな考えたのです。 ではなぜ近代諸科学に意味があるかというと、それを自我と同じ規模からすべてのことを考えるという方法、自我以外のものを自我の場所から考えるというその考え方で、宇宙を考え直してみようとしたからです。」(p.165)
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