韓国 近い昔の旅 の商品レビュー

神谷丹路(著者)

2023/07/11

日帝時代（植民地時代）の韓国をたどる。読めば読むほど日本人はなんて酷いことをしてきて来たのだろうかと思う。これらの事実を日本ではほとんど教育で教えてきていない。そのためアジアの国から冷めた目で見られているのだろう。勉強になりました。

2011/10/15

今日やっと読み終えた『韓国　近い昔の旅』
韓国のことを「エンタメ」以外でもきちんと知りたいと思って、旗揚げした会です
まずは歴史から・・・と思って買った本です
半月くらい読んでましたが、正直、何回も読み進めるのが苦しくなりました
この１冊だけではまだまだ不十分なので、違う本も読んでみないといけないけど
今はちょっと気持的にきついです

私には小さい時から近所に、学校に、在日韓国人の友達がいました
その子達は生まれた時から日本なので、きっと今も韓国語を話すことができないと
思います。日本式の名前なので、知らない人からみたら、彼らは日本人です
だけど、日本の家とは違う点が幾つかありました
日本人の私たちと違って、両親をお年寄りをとても大切にする
お父さんは絶対的な存在です
細かいことはたくさんあったけど、私が衝撃的だったことがあります
彼らはみんな「日本人とは結婚できない、しない」と言うのです
どんなに好きになっても、結婚はできないと言うのです
自由に恋愛を繰り返してたＡちゃんも結局は在日の男の子と結婚しました・・・

私の知ってる在日の友達は日本式の名前を名乗っていましたが、たった一人だけ
韓国の本名を日常的に普通に使っていたお姉さんがいました
とてもきれいな人で、しかも繊細でみんなに優しくて・・・
その人が好きになった人は日本人の男性でした。でもやっぱりお父さんに反対され
結局は別れてしまいました。彼女はちょっと精神的に落ち込んでしまって、しばらく
家から出られませんでしたが、数年後、在日の韓国の男性と結婚したと写真を見せて
もらいました・・・
もう今から１０年以上も前の話で、当時は韓国と日本の歴史を知らなくて
「好きなのに、何で別れるの？ただの国際結婚じゃん」
って単純に馬鹿みたいに思ってました

だけど、数年前、映画『パッチギ』を観て、どうしてなのかが少し分かりました
でもまだ、この問題はここで語るには大きすぎるし、まだ私の知識が追いついていないので、もう少しきちんと語れるようになるまで勉強します

韓国にも日本にも、良い人がいて悪い人もいる
同じアジアだけど、文化が違うから、同じような顔してても、きっとお互いに「？」って
ことがたくさんある
だけど、いつまでもそれを「？」で終わらせていても仕方がない
「？」を理解しようとする努力が必要だよね

2009/10/04

ゼミ的な授業の教科書として使いました。

旧日帝時代の韓国の跡を著者がたどる本。
ただ歴史について書いてあるわけではなく、著者の思い出、現地の人の優しさ、厳しさ、突きつけられる日本への想い　などが書かれています。

普通の歴史書を読むよりも
人々の生きた生活が見える