グリーティング の商品レビュー
四季の季語のもとに、作者の普段の生活についてのちょっと洒落たエッセイに、味わいのある淡くて色とりどりの銅版画が添えてある。水温む、風光る、夏近し、午睡、日傘、浴衣、天高し、秋の声、水澄む、小染月、暮早し、冬木立、息白し、あらたまの年、着衣始め、御降といった季語が、ちょっと新鮮な感...
四季の季語のもとに、作者の普段の生活についてのちょっと洒落たエッセイに、味わいのある淡くて色とりどりの銅版画が添えてある。水温む、風光る、夏近し、午睡、日傘、浴衣、天高し、秋の声、水澄む、小染月、暮早し、冬木立、息白し、あらたまの年、着衣始め、御降といった季語が、ちょっと新鮮な感覚で立ち上がる。版画に家族や動物の出てくるのも微笑ましい。
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本棚を整理していたら出てきたので、ぱらぱらとめくっていたら、にこにこしていた アートです、文学です、というところがなくて、軽やかでいいな画文集と言うのは もう一度山本容子さんをおさらいをしよう 季節のエピソードの拾い方が秀逸
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日本に四季があるって幸せだなぁとよく思います。 そして、そんな四季が生み出した、美しい言葉の数々があるということも・・・。 風や山や空などの自然のものにも、四季折々の名前がついていて、 日本人の奥ゆかしさ、情緒、繊細さなどが、何だか感じられますよね。 季語も日本ならではのものなの...
日本に四季があるって幸せだなぁとよく思います。 そして、そんな四季が生み出した、美しい言葉の数々があるということも・・・。 風や山や空などの自然のものにも、四季折々の名前がついていて、 日本人の奥ゆかしさ、情緒、繊細さなどが、何だか感じられますよね。 季語も日本ならではのものなのだとか。 日本語の美しさを、改めて感じずにはいられません。 本書は、山本 容子さんが自身の銅版画に季節のメッセージを添えた画文集。 花衣、山笑う、風光る、冬隣、暮早しなどの、美しい季語がテーマで、 その季節の言葉一つ一つに素敵な銅版画とエッセイがついているという、 何だかちょっと贅沢な感じの、とても素敵な、山本 容子さんならではの歳時記です。 本来は日本的である歳時記も、またちょっと違った雰囲気で、 とても新鮮な感じで楽しめますよ。 『グリーティング』というタイトルがまたいい感じですよね。
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