オルファクトグラム の商品レビュー
犬はなぜ鼻がいいのに臭いにおいは平気なのか。 たくさんのにおいが溢れていて見分けがつくのか・・・ などなど犬以上の嗅覚を突然持ってしまった主人公。 主人公の見てる世界は間違いなく☆5つ。作者が作り上げた架空の世界を伝える筆力は物凄い。 でもストーリーとしては主人公の気...
犬はなぜ鼻がいいのに臭いにおいは平気なのか。 たくさんのにおいが溢れていて見分けがつくのか・・・ などなど犬以上の嗅覚を突然持ってしまった主人公。 主人公の見てる世界は間違いなく☆5つ。作者が作り上げた架空の世界を伝える筆力は物凄い。 でもストーリーとしては主人公の気持ちとか犯人像とか がちょっと陳腐な気がした。まぁそこまでやったら厚さがとんでもなくなるとは思うけど。
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岡嶋二人が好きで、岡嶋二人(コンビ名)の一人が書いた書。 においっていうテーマで面白かった。 ただ、本が分厚かったから持ち運びは大変だった。
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寝苦しい夜、少しだけクーラーをつけて本棚から適当に見繕ったミステリーを読むと良く眠れる。 ぶっとい文庫だがサクサク読めて展開も早い。姉のために命を張るという辺り、個人的に理解し辛い心情だがそんなのどうでもいいくらい特殊能力の表現が秀逸でめくる手を止めさせない。以上発達した嗅覚...
寝苦しい夜、少しだけクーラーをつけて本棚から適当に見繕ったミステリーを読むと良く眠れる。 ぶっとい文庫だがサクサク読めて展開も早い。姉のために命を張るという辺り、個人的に理解し辛い心情だがそんなのどうでもいいくらい特殊能力の表現が秀逸でめくる手を止めさせない。以上発達した嗅覚というものを概念として書くにあたって非常に困難だったろうが、おかげ様で分かりやすくかつ美しくなっております。岡嶋二人もう一回やってくれ!!
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鼻の感覚が 目に見えるようになった男性の話。 聴覚を視覚で表現する事の新しさ。 そして事件。 絶対読んで損はありません
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犬なみの嗅覚を手に入れた主人公。すごい世界観。犬ってそんな世界にいるんだなあ…と不思議に思う。人間の五感はきっと、昔に比べて鈍っているんだろうなと思う。こんな鋭利な嗅覚、あたしもほしい。
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オルファクトグラム(olfactogram)とは「嗅覚」のこと。 井上夢人著「オルファクトグラム」を読んだ。 この作品を知ったのはNHKのラジオドラマの中だったのだが、嗅覚の世界をここまで斬新に描写できるのは凄いと思う。 主人公片桐稔は姉を殺した犯人に殴打され一ヶ月にわたり意...
オルファクトグラム(olfactogram)とは「嗅覚」のこと。 井上夢人著「オルファクトグラム」を読んだ。 この作品を知ったのはNHKのラジオドラマの中だったのだが、嗅覚の世界をここまで斬新に描写できるのは凄いと思う。 主人公片桐稔は姉を殺した犯人に殴打され一ヶ月にわたり意識を失う。目覚めた彼は常人にはないある特殊な能力を獲得していた。それは常人の数億倍ともいえる「嗅覚〜オルファクトグラム」である。「においが視覚化される」という能力を利用して彼は犯人を追い詰めていく・・・。っていう話なのだが、SFミステリみたいなジャンルになるのかな? 本の内容によれば、人間の五感の中で嗅覚というものはおろそかにされてきたもののようだ。実際今我々は外界の情報のほとんどを視覚と聴覚に依存している。著者も相当リサーチをしたみたいだが、嗅覚の研究というものはあまり進んでいないらしい。自分の学習意欲って社会科学系に異常に偏っているんだけど、この本を読んで人体についてとか心理についてとか勉強したい人の気持ちがわかった気がする。人間は自分の体の中でなにが起きているのかも知らないのだなぁ・・・と。 認知心理学とか知覚心理学といった分野になるのだろうか? 本の中にあった話で、「我々の視覚は相対的なものであって絶対的なものではない。たとえば今目の前にボールペンがあるけれどもそれがどの人にも同じように見えているわけではない。なぜなら「見る」というのは脳内で処理された結果であるからだ。これがボールペンだと断言できるのは各人の脳内に蓄積されたボールペンの形と照合しただけなのだ。(これは僕なりの要約w)」ってのがあったんだけど、納得した。。。もちろんこの本は小説なので、正確な知識はもっとちゃんとした文献から得なければいけないのだろうけど。
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ある事故をきっかけにニオイが見えるようになってしまった主人公な周りで巻き起こる事件。 リアルでした。主人公がニオイを嗅ぐ方法とかもけっして見栄えがよいものではなく、ああ、こう考えるだろうなととても自然な現実味がありました。なので、終盤の緊張感というのも体感できてしまった気がします...
ある事故をきっかけにニオイが見えるようになってしまった主人公な周りで巻き起こる事件。 リアルでした。主人公がニオイを嗅ぐ方法とかもけっして見栄えがよいものではなく、ああ、こう考えるだろうなととても自然な現実味がありました。なので、終盤の緊張感というのも体感できてしまった気がします。WOWWOWのほうでドラマ化されているようです。ドラマ化しやすいでしょうね。現実に起こった事件をかいてます、といわれても結構信じてしまうかもしれませんね。
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