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北欧神話 の商品レビュー

3.9

26件のお客様レビュー

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2024/05/13

はじめて読んだ北欧神話。 古い伝承って古事記でもそうだけど、 神々がすごく喜怒哀楽をもっていたり 人間味が強くて面白い。 北欧神話には、世界樹が出てきたり いろいろなゲームやファンタジー作品に 影響を与えたであろうものものもありそう。 神さまだけでなく、 人間、巨人、エルフ、...

はじめて読んだ北欧神話。 古い伝承って古事記でもそうだけど、 神々がすごく喜怒哀楽をもっていたり 人間味が強くて面白い。 北欧神話には、世界樹が出てきたり いろいろなゲームやファンタジー作品に 影響を与えたであろうものものもありそう。 神さまだけでなく、 人間、巨人、エルフ、こびとなどが出てくる。 巨人は敵対する関係。 こびとは醜い忌むべき存在。 そんな描かれ方がされていた。 私が個人的に興味を持ったのは ローキという登場人物。 神と巨人の子どもで、 いいこともわるいこともすると表現される。 女神の自慢の金髪を 寝ている間に切ってしまったり、 旅先で突然カワウソを殺してしまったり、 何を考えてるのか全然わからない。 神々に叱られて後始末をさせられたり 最初の方はそれでも 神々の仲間なのかなと感じるが… 後半は一変する。 神々を恨みに思い、呪うような行動に出る。 そして、世界の滅亡である 「神々のたそがれ」へ導く。 世界は一度滅ぶが 神々が残したもので世界は再生される。 今の世の中も、末法というか 世界の終わりを感じさせられる空気感があるが… オージンが知恵の井戸の水を飲み見えた将来 「神々や人間が悲しみや難儀のときに りっぱな態度でいれば、この世界に 1つの力を残すようになり、 その力がずっとのちのことではあるけれども 世界に恐怖と悲しみと失望とをもって来た 悪者を滅ぼしてしまうようになる」 この言葉に希望を感じる。 最後の解説で興味深かったこと ・英語圏やゲルマン民族の唯一残った神話が  この北欧神話であること ・曜日も神々の名前からきていること  Tuesday チュール 剣の達人  Wednesday オージン 神々の父  Thursday トール 力の強い神  Friday フリッガ オージンの妻 ・ギリシャ神話との建て付けの違い  ギリシャ神話では、大地と天との結婚で  天地創造され、神々が巨人を圧倒する  文化的なものを神々が作る  一方、北欧神話では、巨人族を殺し  その肉体から天地を創造する  巨人族は神々と対等だし  文化的なものを巨人や小人が作る なかなか興味深いおはなしだった。

Posted byブクログ

2021/10/02

繰り返しの読書。何度読んでも忘れてしまうところがある。今回は図を書きながら整理して読んだ。元は口承文学のエッダであるため、辻褄の合わないところなどもあるのだが、神話ならなんとなく仕方がないかと思える。 特有の荒々しさや不思議さに心が奪われる。挿絵が美しい。北欧神話にはさまざまな本...

繰り返しの読書。何度読んでも忘れてしまうところがある。今回は図を書きながら整理して読んだ。元は口承文学のエッダであるため、辻褄の合わないところなどもあるのだが、神話ならなんとなく仕方がないかと思える。 特有の荒々しさや不思議さに心が奪われる。挿絵が美しい。北欧神話にはさまざまな本が出ているが、入門編としてちょうど良い。

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2021/04/30

この名前も北欧神話由来だったのか!というのが予想以上に多かった。ギリシア神話の親しみやすさに比べると淡々としていて、それで終わるのか…という消化不良感もあったり。別の本も読んでみたい。

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2020/11/20

神話で、しかも北欧というと知らない生徒も多いだろうが、ゲームや漫画の設定の元になっていることもあるため、親しみをもって読んでもらいたい

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2019/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あまりなじみのない北欧神話でしたが、読んでみるといろんなお話のタネになった題材が、いっぱいつまっている本でした。 でも、寝る前に読む本じゃあないね。すぐ眠くなる!

Posted byブクログ

2019/01/12

2011/7/14 予約 7/23 借りて 読み始める。 9/8 ほぼ読み終わる 神々の始まりから、オージン、トールとローキ、その他の多くの神々や巨人、こびと、魔女・・・。 様々なことがあり 「神々のたそがれ」へと話は展開する。 ウィリー・ポガニーの挿絵がアンチックでステキ。...

2011/7/14 予約 7/23 借りて 読み始める。 9/8 ほぼ読み終わる 神々の始まりから、オージン、トールとローキ、その他の多くの神々や巨人、こびと、魔女・・・。 様々なことがあり 「神々のたそがれ」へと話は展開する。 ウィリー・ポガニーの挿絵がアンチックでステキ。 内容 : 神の都アースガルド。 威厳にみちたオージン、力自慢のトール、いたずら好きのロークなど、個性的な神々の活躍を描く。 「エッダ」に基づき書かれた少年少女のための北欧神話。 96年刊に次ぐ新版。

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2017/09/29

子供向けだけどざっくり話を知るには十分。 キャラクターたちの名前が現在よく知られている名前とちょっとずつ違うので違和感がある。オーディンがオージンになっていたりロキがローキになってたりして、どこぞの農村の話みたいな素朴を感じる。

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2015/11/14

「神々の父オージンは、いつも賢くて、正しいわけではなかったんだ」 オージンは、すべての神が彼の話には耳をかたむけるほどの“神のなかの神”。しかし、別の神が誤って人間を殺してしまい、遺族への賠償をするとき、神が持つ知恵を与えればよかったのに、それを惜しんでお金による取引で済まして...

「神々の父オージンは、いつも賢くて、正しいわけではなかったんだ」 オージンは、すべての神が彼の話には耳をかたむけるほどの“神のなかの神”。しかし、別の神が誤って人間を殺してしまい、遺族への賠償をするとき、神が持つ知恵を与えればよかったのに、それを惜しんでお金による取引で済ましてしまう。神が金で物事を解決した以上、金に執着する強欲女でも神の国への入国を拒否できなくなる。 また、ヴァーニル神の一人フレイは、神と敵対する巨人の国の娘にひとめぼれし、その娘を得るために神の国を守るための大切な武器となる剣を手放してしまう・・・ 永遠の平安を願うのは、神々も私達も同じ。 だが神々のちょっとした行為が、その時は自分や周りも正しいと信じ、何事もなく過ぎても、実はその行為をしたのは間違いで、完全無欠なはずの神々の運命に、痣(あざ)が徐々に広がるように不吉なきざしが覆い、ついには寒波などの天災を契機に勃発した“神々のたそがれ”(=最終戦争)としてすべての不吉なきざしが初めからそうなるはずだったかのようにひと固まりに結合して神々への大きな厄災として降りかかり、神の国は滅ぶ。 完全無欠でない私達人間も、日々失敗を繰り返し、それが時には大きな悪い結果として自分の身にふりかかり、自分の運命や巡りあわせなど、自分の力でどうしようもない因果を呪ってしまうのだが、神々の多くの所業からも、生きる以上は不可避な業(カルマ)の存在を読み取ることができる。 この本の物語はある意味ファンタジーだが、そのエッセンスには、等身大の人間の所為が詰まっている。 (2009/9/13)

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2014/06/27

ギリシャ神話が受けなかったので、長男への神話読み聞かせも、もうやめにしようかとも思っていたのだが、もう一冊くらいとためしに選んだのがこれ。自分で読むなら中学生以上という内容で、難しい言葉も多く、声に出して読み進めるのも一苦労だったが、予想以上に奥深い内容で、とても面白かった。内容...

ギリシャ神話が受けなかったので、長男への神話読み聞かせも、もうやめにしようかとも思っていたのだが、もう一冊くらいとためしに選んだのがこれ。自分で読むなら中学生以上という内容で、難しい言葉も多く、声に出して読み進めるのも一苦労だったが、予想以上に奥深い内容で、とても面白かった。内容に少しなじみのあった日本神話やギリシャ神話と異なり、まったく聞いたことのない話ばかりで、新鮮だったし、主神オーディーンが、仲間のロキのせいで誤って殺してしまった息子の身代わりに、その父に対して、巨人の一族が持っている世界最高の宝をやる、と約束してしまったがために、世界が徐々に破滅へと向かって行く様はとても興味深かった。息子には、ロキのいたずらの数々(友達の神様トールの奥さんの美しい金髪を、寝ている間に全てかってしまう、とか)も単純に面白かったようだ。

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2014/05/14

北欧神話の導入として。表現は子供向けになっているようだ。神様が自分のイメージとは違い人間の感情と同じようで意外。巨人にもいい巨人がいる。唐突な内容も多く、個人の解釈が異なるだろう。自分なりに解釈するのも面白いと思う。他の人の北欧神話やエッダも読みたい。

Posted byブクログ