怪奇探偵小説傑作選(4) の商品レビュー
怪奇探偵小説傑作選の…
怪奇探偵小説傑作選の第四巻。ショートショートを集めたもので、短いながらも印象に残る作品が多い。特に「宿命」が良かった。
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城昌幸の短編をこれで…
城昌幸の短編をこれでもかとばかりに詰め込んだ、珠玉の怪奇短編集。
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「若さま侍」しか読ん…
「若さま侍」しか読んだことがなかったので、現代小説は新鮮に感じられました。
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ショートショートが中…
ショートショートが中心で非常に読みやすいので、息抜きによいかも。
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うーん、ちょっと古い感じは否めない。文体とか、むしろこの古さが功を奏している場合もあるんだけど、全体としては「??」で終わる小説がいくつか。もちろん、いいのもいくつかあったんだけど、のめりこむことはできなかったなあ。
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城昌幸は「ショート・ショートの先駆者」として知られる。 私は、城氏のショート・ショート、つまり本書を読むまで、少々狭まった見方をしてショート・ショート(以下、SS)というものを見ていたようだ。 私はSSと言えば、終ぞ星新一氏の著作しか読んだことがなかった。だからだろうか...
城昌幸は「ショート・ショートの先駆者」として知られる。 私は、城氏のショート・ショート、つまり本書を読むまで、少々狭まった見方をしてショート・ショート(以下、SS)というものを見ていたようだ。 私はSSと言えば、終ぞ星新一氏の著作しか読んだことがなかった。だからだろうか、SSと言えば分りやすい「オチ」が必要なものなのだな、と勝手に考えていた。だからか、本書を読んだときに、まず私の心に招来したものは「違和感」、それであった。 ただ、本書を読了して、その違和感というものは一種のカルチャー・ショックのようなものだったのだな、と思う。意味として、多少なりとも違うだろうが、言いかえれば「井の中の蛙、大海を知らず」といったところか。 私の敬愛する作家の一人、江戸川乱歩は城氏を「彼は人生の怪奇を宝石のやうに拾ひ歩く詩人である」と評したという。 氏の書く怪奇はただおどろおどろしいものではない。そこには悲哀、慕情、虚無、色々な宝石が輝きをもって読者を迎える。 私のお勧めは、「白い糸杉」である。 目次(覚書) 艶隠者 その夜 ママゴト 古い長持 根の無い話 波の音 猟銃 その家 道化役 スタイリスト 幻想唐艸 絶壁 花結び 猟奇商人 白い糸杉 殺人婬楽 その暴風雨 怪奇製造人 都会の神秘 夜の街 死人の手紙 模型 老衰 人花 不思議 ヂャマイカ氏の実験 不可知論 中有の世界 跋 江戸川乱歩(寄稿) 脱走人に絡る話 シャンプオオル氏事件の顛末 秘密を売られる人々 妄想の囚虜 宝石 月光 晶杯 七夜譚 神ぞ知食す 此の二人 罪せられざる罪 吸血鬼 良心 宝石匣 恋の眼 宝物 七人目の異邦人 面白い話 夢見る 宿命 もう一つの裏 桃源 影の路 分身 実在
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amazon で注文しました。 (2012年6月23日) 届きました。 (2012年6月27日) 読み始めました。 (2015年01月13日)
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