海女たちの四季 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一に鮑、二に栄螺、大好きです。あの歯ごたえ、若い時のような噛み応えはなくなってますが(^^;) 田仲のよ(1922~1996)「海女たちの四季 房総海女の自叙伝」、1983刊行、2001新装発行。海女小屋は海女の住み家であり生活の場(4月20日~9月5日)、海女の仕事は海女小屋づくりから、4月20日が漁の解禁(春磯の口が開く)、身体に火を入れる、海女の夏の始まり、ウツボ・エイ・糸ヒル(クラゲ)に注意、越中褌とハダカは海女の特権、夏場でも身体に火を入れる、小屋は海女の学校、やっと米だけの飯になった。
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すごく良かった。海女をやっている人が書いているのだが、よくもまあ、こんなに細かいことを覚えているものだ。日記でもかいていたのか、と思うくらい。子どもが4人いるが、そのうち一人は障害をもっていて、学校とかに行かせられなかったようで、地域で人にお金をもらって子どもたちにガムをかって上...
すごく良かった。海女をやっている人が書いているのだが、よくもまあ、こんなに細かいことを覚えているものだ。日記でもかいていたのか、と思うくらい。子どもが4人いるが、そのうち一人は障害をもっていて、学校とかに行かせられなかったようで、地域で人にお金をもらって子どもたちにガムをかって上げて喜んでいた、などとあった。時代を感じた。確かに昔の障害児教育とかは、なかったようなもんだろうなあ。まあそれはいいとしても、家計を助けながら、海女としての暮らしを積み重ねてきた著者の年輪を感じて、とても感動的だった。
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