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絵でわかる免疫 の商品レビュー

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2011/09/13

免疫学を勉強する必要があり、いただいた本を棚からとって読む。 基礎医学的な部分はとても勉強になる。 臨床応用のページになるととたんに??????こういう本って多いなあ。

Posted byブクログ

2011/02/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

安保徹氏の著作第2弾である。免疫学が分析の視点に偏り臨床的価値を喪失してきているのに対し、もっと全体的視点をもった臨床免疫学へのアプローチを強調する。本書では、症状は患者にとっては不快だが、本来治癒反射としての性格を持つ。したがって、症状を抑制するだけの対症療法は治癒と正反対のものにならざるをえない。治療は治癒反射が起こる原因に遡及して行う必要がある。たとえば、交感神経・顆粒球優位の人間であれば、治癒反応としてリンパ過剰の症状が生起する。また、副交感神経・リンパ優位の人間なら、ストレスをきっかけとして交感神経優位に振子が揺れ、そこからの治癒反射として症状が生じる。前者の場合、交感神経系・顆粒球優位の体質を正常に戻す治療が必要となり、後者の場合、2弾ロケット方式で、第1弾は交感神経系優位を矯正し、第2弾は副交感神経系・リンパ球優位の体質を改善する。非常に実践的な免疫論である。

Posted byブクログ