クレイジー・ダイアモンド/シド・バレット の商品レビュー

マイクワトキンソン(著者),ピートアンダーソン(著者),小山景子(訳者)

2009/10/04

あてくし、シドヲタなんでございますの。で、ファンからヲタになるのに役立ったのがこの御本。彼の人生についてはうわっつらの「よくあるハナシ」しか聞いてなかった私の知識の穴ぼこを綺麗に埋めてくれました。初心者から上級者まで、シドの伝記を読みたい方には納得の一品だと思います。超級のヲタの人には、またいろいろ、小さなミスが若干あって云々とか、そういう気になる点も出てくるらしいのだけど、そのくらい濃いヲタクの世界はわたしもよくわかんない。ので、まあ、ふつうの、一般的なファンには過不足なしの気がいたします。

シド・バレット先生の歴史がよくわかる「若き日から90年代に至るまで」のお宝フォトアルバムつきでございます。べつにショックは受けなかったけれど、言われなきゃ、絶対に、同一人物には見えないさいきんのミドルエイジなシド。

元気なことが何より。オーバードーズで死ぬのとか、自殺で死ぬのとか、そんなのがカッコイイわけない。生きてるってことがいちばん素晴らしいよ。