ペルソナワールドガイダンス の商品レビュー

エンタテインメント書籍編集部(編者)

2024/04/30

ペルソナワールドガイダンス。
異聞録・P2罪罰に登場した用語と悪魔を網羅した百科事典。

まあよくもここまで、と思わせるほどの情報量。特に悪魔関係の情報が嬉しい。『番万魔殿』や『金子一馬画集』があるとはいえ、悪魔絵師がデザインしたもの以外の情報はまとまっていないので、P3以前のペルソナシリーズ決定版だと思います。

異聞録とP2のペルソナデザインは、神話伝承に忠実でありながら悪魔絵師独自の解釈で描かれた従来のものよりも、より悪魔絵師の個性が際立つものとなっているので、とても好きです。もちろん従来のものも好きですが。スサノオとかカーリーとかウォフ・マナフとか。ゾロアスターの天使はウミウシとかの海洋生物っぽさがあって気持ち悪さと艶っぽさが同居していて好きでした。まあ、デビルサマナーの方での出演なので、ペルソナシリーズとは違うのですけどね。

P2からしばらく時間が空いて、P3発売。これが売れてATLUSの看板になってゆきます。ゲームシステムも大きく変わりましたしね。
新規への入り口がP3以降のシリーズだとすれば、ATLUS沼に引き摺り込もうとするのがそれ以前のシリーズ、という考え方ができるのかも知れません。
P3Rが成功した2024年現在。おそらくP4Rもあると思います。それは期待するのですが、異聞録やP2のリメイクも期待しているのですよ。新作はもちろん待っているのですが、リメイクお願いします。P3R、あのリメイクを見てしまうと、他の作品も期待してしまいます。
総統のせいで難しそうだけど、というのはいつもいつも書いている気がする。
でも、やりたいのだもの。P3みたいな異聞録とP2。PSPへ移植されたものもやりました。あれはあれでよかったけども、もうリメイクってレベルじゃないじゃん、というぐらいの異聞録とP2をやりたいの。

懐古厨ではないと思っているけど、こうも過去作リメイクリメイクと言っていると信用はできませんな。
リメイクも期待しているし、新作も期待してるのです。ATLUS作品から吸収できるものがあるんですよ。人間の悪意、正義がもたらす残酷さ、混沌の中の平等、そしてそれらをぶち壊し、ぶっ飛ばしてゆく覚悟と決意。その結果もたらすものが、真の幸福を約束するかどうかはわからないけど、進むために決断しなければならない。
希望と絶望、無力感と万能感に振り回されてゆく中で、未来を選ばなければいけない、というのは、なかなか得難い経験なのです。
なので、リメイクも新作も待つのです。

2009/10/04

プレステのペルソナシリーズ、キャラクタがかなり魅力的だ。初代のペルソナは難しいのであまりやってないが。エリーさん、ポニーテールの頃の方が好き。

2009/10/04

女神異聞録ペルソナ、2罪、2罰と3作は密接に関わりがあり、その3作をあますことなく解説したのがこの本。ガイダンスとなっているが、ほぼエンサイクロペディアと名乗ってもいい出来。フルカラーで各作品内で主要となったキャラはほぼ丸々1Pを裂いて説明しているという丁寧っぷりにその他項目、特にペルソナになったり作中に出現した悪魔・諸神等も余すことなく掲載。で、罪と罰とでキャラのバストアップのイラストのクオリティが少し変わっている(罰の方がキレイ)のだが、たまに取り違えていること。肌の色が桃色に近い方が罰である。