オランダ式倹約セラピー の商品レビュー
本当に必要なものだけを買い、最後の最後まで使うオランダ人。 古いものはカッコ悪い、物をどんどん買ってどんどん捨てなさいという企業の儲け戦略にだまされず、本当にそれが必要なものかを考えてから買う。 そしてそれを、靴下なら何回もつくろわれても、家なら古ければ古いほど価値が増したり...
本当に必要なものだけを買い、最後の最後まで使うオランダ人。 古いものはカッコ悪い、物をどんどん買ってどんどん捨てなさいという企業の儲け戦略にだまされず、本当にそれが必要なものかを考えてから買う。 そしてそれを、靴下なら何回もつくろわれても、家なら古ければ古いほど価値が増したり、第二次世界大戦中の自転車を町なかで普通に使っている人がいるように、本当の最後まで使う。 そして、素晴らしい家を建てたり、長距離旅行、募金などなど、本当に使うべきところで、気持ちよく使う。 そんなオランダ人の生活は、日本人にとって決して新しいものではなく、昔の日本人にとってはごくごく当たり前に行われて来たことだと思う。 儲け第一主義に騙され、見栄のために物を買ってら捨てるのではなく、いかに環境にやさしく、大好きなものにかこまれて、幸せに生きていけるか。 こっちのほうがよっぽどいいと思う。
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本屋で、中古でもないのに半額だったので、買ってみた。 著者がオランダで生活した中で、身近に経験または見聞きした、オランダ人の節約生活をまとめたもの。 話として面白くするためしょうがないのかもしれないが、全般論ではなく、ごく一部の個人の言動が多い。 これら身近な話をまとめただけ...
本屋で、中古でもないのに半額だったので、買ってみた。 著者がオランダで生活した中で、身近に経験または見聞きした、オランダ人の節約生活をまとめたもの。 話として面白くするためしょうがないのかもしれないが、全般論ではなく、ごく一部の個人の言動が多い。 これら身近な話をまとめただけで、「オランダ人」はこうだ、という印象を与えるのは危険だろう。 逆に、日本に住むオランダ人たちとの対談部分では、日本について表面的な会話がされ、オランダ人は賢い倹約が出来る人種で、日本人はそうじゃないと決めつけているように感じた。 対談の方向性を制御できていない、著者の知識不足が否めない。 巻末のオランダのことわざは、オランダ語を学びたいという人以外には、全く不要では。 「Goedkoop is duurkoop.」=「安物買いの銭失い」 など知って、誰得か? よみものとしても、著者の文章力不足が否めない。 今であればブログで十分な内容。 この本を買ったこと自体、「安物買いの銭失い」であった。
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