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池井昌樹詩集 の商品レビュー

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2018/03/28

初期から『晴夜』に至り、成熟したことがわかる、ひらがな詩。 --- 「やがてついえるにくたいと/やがてついえるにくたいが/なかよくならんであおむいて/いつまでたってもねつかれない/やがてついえるこのちちと/やがてついえるこのははは/かわいいねいきをもうたてている/おまえたちだけか...

初期から『晴夜』に至り、成熟したことがわかる、ひらがな詩。 --- 「やがてついえるにくたいと/やがてついえるにくたいが/なかよくならんであおむいて/いつまでたってもねつかれない/やがてついえるこのちちと/やがてついえるこのははは/かわいいねいきをもうたてている/おまえたちだけかんがえながら/なかよくならんであおむいて/やぶれうちわをつかっている」(ふしぎなかぜが)

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2011/03/04

再帰的に生活の詩。抑制の効いた文章で文体芸には走らない、詩的であるところのぎりぎりを攻めつつ、全体的な「白さ」が匂いや気配や「黒さ」を浮き上がらせる感。

Posted byブクログ