図説 ギリシア神話(「神々の世界」篇) の商品レビュー

松島道也(著者)

2022/11/15

ゼウスなどよく知られた神以外にもたくさんの神々がいて、それぞれの関係も記載されていて勉強になった。ただ、想像以上にたくさんの神が存在していて、関係も複雑なため、なかなか覚えられなかった。

2022/01/18

ギリシャ神話の本というより「ギリシャ神話を元にした芸術作品の紹介」というような印象。やや期待はずれ。

2018/01/08

古い本のためか、掲載されてる写真が古い。モノクロだと余計に古く見える。
絵画とか、彫刻、後何て言うのか皿とか壺とかの写真も多くて見やすいけど、更に深く知りたいって時には向かない。

ゼウスが居ての、他の神様だと思ってたんだけど、ゼウスに親がいて驚いた。
でもって緩すぎる。
神様皆だけど。

子供も多いし、殺しあいも多いし、
人間っぽいちも程がある。

2017/02/13

古代ギリシャにおける神々や英雄、及びそれらの物語が美術作品の中でどのように表現されてきたのかを概説した書。英雄伝説にテーマを絞った姉妹本「英雄の世界」篇に対し、本書では主だった神々やその神話を古代ギリシャ美術とルネサンス以降の近代美術の作品を挙げつつ紹介する。
本書は、ギリシャ神話の美術表現やその変遷の歴史を実際の作品を通して解説する本である。本書の観点はあくまで図像学的なところにあり、美術史的な解説も多いのだが、同時に本書はギリシャ神話の概説書としても読める設計となっている。神々を扱う本書ではオリュンポス12神を始めとする主だった神々が、そのエピソードと共に紹介されているからである。
さて、「神話解説本」としての本書のウリは「ギリシャ神話の神々（及びその物語）を、それを表した美術作品と共に概観できる」点にある。古代ギリシャの彫刻や陶器画（及びルネサンス以降の美術作品）に描かれた神々の図像や神話の風景を多数掲載している本書は、ギリシャの神々の具体的なイメージを掴むのに大いに役立つ。特に「神話が生きていた」古代ギリシャ期の作品を多く紹介している点は、当時の人々の神話イメージを知るうえで非常に大きい。神話の解説文では一部別系統の話が混同されている所もあったが、兼ね初学者向けの一冊と言えるだろう。

2009/10/04

現実逃避したいからからやけに神話やファンタジーに没頭したくなるんです。が、こういう長い歴史の中で揺るぎく語り継がれてきたものって本当に人間について考えさせてくれますね。人間って意外にとってもロマンティックですよ。夢見る生き物なんですよ。とりあえず図説なので美術のお勉強にもってこいですた。