新・探偵物語(1) の商品レビュー
国内で傷付いた工藤探…
国内で傷付いた工藤探偵が、アメリカの弁護士事務所の調査員を兼務するなかで、事件に巻き込まれてゆく物語。目先の利益で敵味方が入り乱れる様は、映像では表現できない複雑なもの
文庫OFF
これぞハードボイルド。翻訳で手慣れたタッチで、工藤俊作がアメリカで体を張って活躍する。「マルタの鷹」などを踏まえたネタや落ちがありそうだが気が付けられない。
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シリーズを通して格好いい男の生きざまを描いたミステリ。いや、この作品はミステリというより冒険小説と捉えた方がいいかもしれない。カーチェイスあり銃撃あり、人もたくさん死ぬ。緊張感のなかで動き回る工藤俊作(S・クドー)。彼も少し年齢を重ね、無茶なことはしない代わりに段取りというか、身...
シリーズを通して格好いい男の生きざまを描いたミステリ。いや、この作品はミステリというより冒険小説と捉えた方がいいかもしれない。カーチェイスあり銃撃あり、人もたくさん死ぬ。緊張感のなかで動き回る工藤俊作(S・クドー)。彼も少し年齢を重ね、無茶なことはしない代わりに段取りというか、身の流し方がスマートになった。キャラクターの魅力が薄れたわけではなく、大人の格好よさが熟成した感じだ。現在でこのような作品にもっと日が当たるといいなと思う。テレビドラマではもはや許されない表現が多々ありそうなので、せめて映画で復活してくれと切に願う。男が弱くなったこんな時代だからこそ、ハードボイルドは新鮮なものと受け入れられるような気がするのだが、どうでしょうかね。
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イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/4840140.html)
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出版社/著者からの内容紹介 LA郊外、さびれた海岸沿いの裏通り、潮の香りが漂い、波の音が聴こえる小さな借家に工藤俊作は誰にも知られずに日本を去り、そこで堕ちるように生きていた。そんな彼のもとにひとりの日系人女性がやってくる。「わたしを一週間守ってくれませんか」と女は言った。それが...
出版社/著者からの内容紹介 LA郊外、さびれた海岸沿いの裏通り、潮の香りが漂い、波の音が聴こえる小さな借家に工藤俊作は誰にも知られずに日本を去り、そこで堕ちるように生きていた。そんな彼のもとにひとりの日系人女性がやってくる。「わたしを一週間守ってくれませんか」と女は言った。それが酷薄な事件の始まりだった。待望の新シリーズ第一巻!
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