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歴史と科学 の商品レビュー

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日本史を少し都合のい…

日本史を少し都合のいいように解釈している感じもした。

文庫OFF

2011/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 科学は現代人にとって神となった。 16、17世紀以来の自然の「数学化」は一つの仮説にすぎないのに、事物から色や匂いや味や固さや音をはぎ取り、私たちの日常の暮しの世界を無視するかのごとく、独り歩きし、今や「死物世界」として地球を覆い尽くした。 そこには人々の豊かな感情も時間も存在しない。 人間が生きた確かな足跡ともいうべき「歴史」は抹殺された。 本書は、近年の遺伝子学全盛の古代研究への疑問等を題材に、西洋近代精神の中核を占める科学と真正面から対峙し、人間存在の本質と意味を問う。 [ 目次 ] 第1章 歴史と自然(日本文化の背後にある縄文文化 原理主義を欠く原理を持つ日本人 森の生態系の中で熟成した自然観 ほか) 第2章 歴史と科学(科学と「人間的あいまいさ」の関係 自然科学は現代人の神である 科学は発展したが「真理」からは遠ざかった ほか) 第3章 古代史のあつかい方への疑問(砂漠の文化の基準で森の文化は測れない 歴史学は科学に偏りすぎてはいけない 「二重構造モデル」の重大な過誤 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2009/10/04

色々と批判が多いけど、筆者が訴えたいのは、我々が過去の事実として認識している出土品や文献は、事実の一部であって全部ではないということ。背景にある、当時の宗教観や政治力学、芸術、文化まで想いを巡らせることを忘れちゃいけないってことかな。

Posted byブクログ