政治の教室 の商品レビュー
最近(2001年)政治がおもしろい。別に首相や外相がどうこうということではなく、政治が身近なものだと考えられるようになったからだ。たまたまダイオキシンの講演会に行ったのがきっかけで、市議会議員の方と知り合いになった。他に数名のいろんな職種の方と「子どもの育ちと環境を考える会」を立...
最近(2001年)政治がおもしろい。別に首相や外相がどうこうということではなく、政治が身近なものだと考えられるようになったからだ。たまたまダイオキシンの講演会に行ったのがきっかけで、市議会議員の方と知り合いになった。他に数名のいろんな職種の方と「子どもの育ちと環境を考える会」を立ち上げた。集まってお話をお聞きしているうちに、自分も政治に関われるのではないかと思えてきた。本書を読んでさらにその思いが強くなった。本当の民主主義、草の根民主主義をどうやってつくっていけばよいか。まずは政治の基本、民主主義の基本は学んでおいた方が良さそうだ。宗教や文化の影響も大きい。そういう背景も知っておきたい。たとえば、クリントンがスキャンダルで問題になったとき、たぶん多くの日本人はとんでもないことだと思っただろう。でも、アメリカ人は割と冷静に見ていたようだ。クリントンを尊敬するのではなく、大統領という職に敬意を払っている。個人の人格がどうであれ、きっちり仕事をして結果を出していればそれでいい。そう思える背景にはキリスト教の教えがあるようだ。学校の先生がいかがわしい本を買っていた・・・それだけでうわさになってしまう。痴漢行為ならば大きく報道される。もちろん法に触れる行為は良くないのだけど、学校の先生となるとマスコミの扱いがちょっと違う。学校の先生にどれだけのものを期待しているのだろう。もっとも私自身は人世の後半、職住一致で、家に人が集まれる空間を作って、子どもたちに何かを伝えたり、異なる世代の人といろいろおしゃべりしたり、勉強したり、芸術に触れたり、そして本を売ったり、雑貨を売ったりしたいと思っています。そうなると自分の人格そのものが売りになるのかも知れません。近所で悪いことはできません(たとえば立ちションとか、エッチなビデオを借りるとか)。遠くでもだけど。ともあれ、本書を読むと、まず有権者(もちろん子どもでもいいと思うけど)が集まっていろいろ勉強をするところから始めるのが良さそうだ。これはどうかなあ、日本の良さというのもあるしなあ、などと思いながら読んだ箇所もあるが、日本の政治を良くしていくためのたくさんのヒントが本書には書かれていると思う。みんなで政治をおもしろくしてみませんか。
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社会学者の著者が、若い世代に向けて分かりやすく政治を語り、政治参加することの意義を説明している本です。 民主主義は、自分たちが選択をおこなうことによって、自分たちの国家を創造することだという考え方です。しかし、日本では明治以降、近代国家の建設に必要な人民の積極性が十分に認められ...
社会学者の著者が、若い世代に向けて分かりやすく政治を語り、政治参加することの意義を説明している本です。 民主主義は、自分たちが選択をおこなうことによって、自分たちの国家を創造することだという考え方です。しかし、日本では明治以降、近代国家の建設に必要な人民の積極性が十分に認められてこなかったため、「これは自分たちの国だ」という認識が国民の間に育たなかったという見方が示され、そうした状況を変えていくことの大切さが語られています。 民主主義に「死票」など存在しない、という指摘など、改めて考えさせられることも多く、有益でした。
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半年くらい前に読みました。 一応、憲法を勉強した身なので、さらーと読めました。 感想は、またの機会に…
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政治のことをろくに知らなかったころに読んだ一冊。 草の根の民主主義の考え方がすごく印象に残った。 また、日本には民主主義の思想がまだ根付いていないという指摘もこの本にあった。
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教室という名の通り、政治の起源から話を始めています。 国家というのは統治契約に基づくもの、というのが基本スタンスで、憲法がその契約条文である、というもの。 それはそれで一つの国家観なのですが、まぁ教室というくらいなのでもう少し概括的な内容も期待したかったところです。 ただ、鳥...
教室という名の通り、政治の起源から話を始めています。 国家というのは統治契約に基づくもの、というのが基本スタンスで、憲法がその契約条文である、というもの。 それはそれで一つの国家観なのですが、まぁ教室というくらいなのでもう少し概括的な内容も期待したかったところです。 ただ、鳥瞰図ではない代わりにストーリーがきちんとできていたので読み物としては面白いかと。行動する政治学としては成功してるかもしれません。
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『すごく読みやすい、政治の教科書。 読みやすすぎて、ちょっと不安になるくらいにやさしい語り口だが、説明や主張には示唆に富んだものが多く、ためになる。 具体的には、ユダヤ、ギリシア、中国人に関するあたりの説明がとてもよくまとまっていて役立った。』
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「安保タダ乗り論」:なぜタダ乗りさせてもらえたかというと、冷戦構造のもと、日本が自由主義陣営のショウウインドウになっていたため。ソ連と中国の目と鼻の先で、敗戦のズタボロからみるみる立ち直った。そんな日本が繁栄すればするほど、「ほら、資本主義になればこんなに得するんですよ」とアピールできる。そのためには、日本の安全保障を負担するくらい、アメリカにとってはお安い御用だったのです。p141 【草の根民主主義の作り方 10箇条】 ①政党として、活動しよう ②どんな意見も、自由に述べよう ③何人か集まりグループをつくろう ④地域ごとに、政党支部をつくろう ⑤政党支部の役員を、選挙しよう ⑥予備選の準備をしよう ⑦会計報告をガラス張りにしよう ⑧予備選で候補者を決めよう ⑨選挙をボランティアでやり抜こう ⑩政党本部の、言うなりになるのはやめよう
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[ 内容 ] 政治はダーティーだから、軽蔑する。 軽蔑するから関わらない。 関わらないから政治はよくならない。 よくならないからますます軽蔑する-日本を覆っているそんな悪循環をどう断ち切るか?民主主義の成立を歴史的・宗教的に解きおこす“原理編”。 日本的政治の問題点をクリアに分析する“現実編”。 政治がよくなる「金」「人」「情報」のあり方を提案する“改革編”。 民主主義についての正しい知識と理解を身につけ、私たち一人一人が政治の主人公として行動するのをサポートする、待望の教科書。 [ 目次 ] 第1部 原理編(政治の本質 ギリシャの民主制 ユダヤ教の政治思想 儒教の政治思想 近代民主主義の特徴) 第2部 現実編(日本人の行動原理 明治維新と大日本帝国憲法 戦後政治を振り返る 民主主義の蘇生に何が必要か) 第3部 改革編(選挙制度と二大政党制 政治資金の制度改革 政治家を育成する 質の高い「情報」が質の高い選択を生む) 草の根民主主義のつくり方10ヶ条 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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ギリシャ・ユダヤ教・キリスト教・儒教などの政治と思想を通して民主主義を説く。憲法問題なども、わかりやすい。 今の状況からすれば記述が古いが、政治の原理や現実は説得力があって面白い。
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なんか、うまいようにまるめこまれている気がする… 「決断」が「現実」をつくり出す わからなくはないんだけど、それが多数決なのか…? 一から十まで支持している政党がある人なんていない。 だから投票は複雑な気持ちでする。 この政策はいいけど、この政策はやってほしくない… そういう複...
なんか、うまいようにまるめこまれている気がする… 「決断」が「現実」をつくり出す わからなくはないんだけど、それが多数決なのか…? 一から十まで支持している政党がある人なんていない。 だから投票は複雑な気持ちでする。 この政策はいいけど、この政策はやってほしくない… そういう複雑なことは政治では表現できないのだろうか。。 やっぱり今の政治は多数者の横暴なんじゃないかなぁ…
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