「マエストロ、時間です」 の商品レビュー
裏方一筋半世紀以上ってひとの自伝。ヤクザからカラヤンとサントリ社長までの世話係。プライドのある裏方いいねえ。あちこち笑える逸話もあり、まあ昭和の職人。
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20189212読了 2001年出版。2017年に加筆修正した新版が発行されている。著者は日本におけるステージマネージャーの草分け的存在で、2011年、84歳で現役を勇退されている。●一流の指揮者や演奏家に最も近く、本番の舞台袖から送り出す役を担うだけでなく、楽器の輸送、調律、配...
20189212読了 2001年出版。2017年に加筆修正した新版が発行されている。著者は日本におけるステージマネージャーの草分け的存在で、2011年、84歳で現役を勇退されている。●一流の指揮者や演奏家に最も近く、本番の舞台袖から送り出す役を担うだけでなく、楽器の輸送、調律、配置等、仕事内容が多岐にわたる。●カラヤンとサントリーホールの縁。行く機会があればカラヤンの手紙のレリーフを探してみたい。●巻末の鼎談がまたおもしろい。上原正二氏、猪飼光弘氏。現代音楽で楽器を集めるのがステマネの仕事だとは・・・。
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ホールで優れた音楽ないし芸術が生まれる条件として、職人的なステージマネージャーという存在がなくてはならないことがわかった。芸術家や音楽家とここでの職人は、立場と仕事が異なるが、求めるものに共通する部分も多いと感じた。が、あくまでステージマネージャー徹底して裏方である。私事となるが...
ホールで優れた音楽ないし芸術が生まれる条件として、職人的なステージマネージャーという存在がなくてはならないことがわかった。芸術家や音楽家とここでの職人は、立場と仕事が異なるが、求めるものに共通する部分も多いと感じた。が、あくまでステージマネージャー徹底して裏方である。私事となるが、学生の時分、オケに籍を置いていた。ホールを借りる際、管理人に1升瓶のお酒を2本持っていったり、インスペクターをやっていたので、エキストラにギャラを渡したり、セッティングのための図面を作ったりした。振り返ってみれば、こうしたことは、部分的には、楽団付きのステージマネージャーのような仕事だったように思う。本書によれば以上を宮崎氏が一人で担当していた。登場される上原さんと何度か舞台で楽器の並べ方を話したが、もう少しいろいろお話を聞いておけばよかったと後悔している。
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戦後間もない頃のコンサートの話とか音楽家たちの素顔が垣間見えて、なかなか面白かった。そしてステージマネージャーがとても大変な仕事だとわかった。
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ステージマネージャーの心構え、さらにホールに携わることについて知ることのできる一冊。学生オケでステージマネージャーをやる立場として、一度は読んでおきたいと思った。
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ステマネの醍醐味をあますことなく伝えてくれる。 サントリーホールのステマネ三代の鼎談も中身が詰まっている。
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この本を読むまでステージマネージャーという仕事について全く知らなかった。そんな仕事があることも知らなかった。彼らのおかげでコンサートを気軽に楽しむことが出来ていることが理解できます。 彼らの仕事には、必要なもののの先読み、人の気持を察すること、etc.、がとても重要で、いかにそれ...
この本を読むまでステージマネージャーという仕事について全く知らなかった。そんな仕事があることも知らなかった。彼らのおかげでコンサートを気軽に楽しむことが出来ていることが理解できます。 彼らの仕事には、必要なもののの先読み、人の気持を察すること、etc.、がとても重要で、いかにそれを実現していくかがキーになる。ほんとうにすごい人たちだ。
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日本のクラシック音楽シーンの普段は知ることのできない一面を垣間見れて面白かったです。戦後間もなくからステージマネージャーとして活躍してこられた「マーちゃん」こと著者は、ほんとうに人間的魅力にあふれた方なのでしょう。また、著者が仕事を通じて接する指揮者、ソリスト、オーケストラの団員...
日本のクラシック音楽シーンの普段は知ることのできない一面を垣間見れて面白かったです。戦後間もなくからステージマネージャーとして活躍してこられた「マーちゃん」こと著者は、ほんとうに人間的魅力にあふれた方なのでしょう。また、著者が仕事を通じて接する指揮者、ソリスト、オーケストラの団員達のいろんな逸話も楽しかったです。 そして、今度、サントリーホールでのリサイタルを聴きに行く予定もあるので、ホールが完成するまでの話もとっても興味深かったです。 音楽って、やっぱり人間がつくっていくものなんだなぁ。 私も一ファンとして、これからもっとコンサートに足を運びたいと思いました。
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とても、好きな本です。日本一素敵なホールを長年守ってこられた宮崎さんの本。クラシック好きだけではなく、ディレクションや、コーディネート関係の仕事をしている人には、とても、発見のある本だと思います。
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