ぼくの浅草案内 の商品レビュー
▼小沢昭一さんの本っていうのは、なんというか、ライフワーク?的にほそぼそ買っては読み続けていいなあと思っています。そんなに面白くもない本も多い(多そう)なんですけれど、まあでもオモシロイ。語り口とか、すごい細部とかの好みなんで(笑)。 ちょっと、安野光雅さんにそういう意味では似...
▼小沢昭一さんの本っていうのは、なんというか、ライフワーク?的にほそぼそ買っては読み続けていいなあと思っています。そんなに面白くもない本も多い(多そう)なんですけれど、まあでもオモシロイ。語り口とか、すごい細部とかの好みなんで(笑)。 ちょっと、安野光雅さんにそういう意味では似ています。 (あ、あと、ちくま文庫は買っておいてもいいかなとか思ってしまいます) ▼浅草を小沢昭一さんが紹介するんですが、この本が1978年ですから。司馬遼太郎さんの「街道をゆく」もそうだけど、懐古している立ち位置がもうほぼ半世紀前みたいなことなんで、書籍内の「現在」が今では「歴史」という不思議な味わい。 ▼まあやはり寄席ですね。寄席愛が炸裂しますね。あとまあ、小沢さんも別段浅草生まれ育ちでは無いのです。ただ、浅草という都会が明治以来の一種のイメージ、下町性と都会性が混在する不思議な場所なんでしょうね。
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浅草に住んでいたとき、一番参考になった本。昭和50年代の本なので、なくなってしまったお店もたくさんあるが、そんな思い出話も面白かった。
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現在、頸椎ヘルニアを患っており、あまり分厚い本、重量のある本は読むことができない。したがって文庫やら新書やら、積ん読のままにしていたものを、移動途中などに読み荒らしているのだが、昨日今日と小沢昭一の名著の譽れ高い『ぼくの浅草案内』(ちくま文庫)を読んでいる。 東武線の曳舟駅...
現在、頸椎ヘルニアを患っており、あまり分厚い本、重量のある本は読むことができない。したがって文庫やら新書やら、積ん読のままにしていたものを、移動途中などに読み荒らしているのだが、昨日今日と小沢昭一の名著の譽れ高い『ぼくの浅草案内』(ちくま文庫)を読んでいる。 東武線の曳舟駅を起点にして、向島から言問橋で隅田川を渡り、観音裏の味わい深い町並をぶらつくというのが、僕の花見の季節のコースなのであるが、浅草という街は、自分にとってはいまだに異郷性、というかアウェー感覚が抜けきれない街である。過剰なノスタルジー性に胸焼けしてしまうというか。たとえば日本映画の旧作を見るにしても、六区でなんかより、大井武蔵野館や銀座並木座、三百人劇場の方がしっくり来てしまうという、まぁ根が田舎モノなのだろう(いま挙げた映画館はすべて全部なくなってしまったけれども)。 そんなわけで小沢昭一の本でも読んで少しは勉強しようかと、しみったれた向上心を抱いたものの、この本の最大の欠点はやはり、下戸が書いた本であるという点だろう(!?)
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これ片手に浅草散策したい。 浅草ロックのロックは一区二区の六区だということを この本で知って衝撃でした。 へ~。
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