オルガスマシン の商品レビュー
『オルガスマシン』を。しかもこんなタイミングで?(読み返したくなったんだから仕方ないよ)。少し「解説」(大森望)の言葉を借ります。 顧客の注文通りに身体改造された異形のサイボーグ少女たちを描く、女版『家畜人ヤプー』。英米の出版社が後難を恐れて刊行を見送った、SF史上もっとも危険な...
『オルガスマシン』を。しかもこんなタイミングで?(読み返したくなったんだから仕方ないよ)。少し「解説」(大森望)の言葉を借ります。 顧客の注文通りに身体改造された異形のサイボーグ少女たちを描く、女版『家畜人ヤプー』。英米の出版社が後難を恐れて刊行を見送った、SF史上もっとも危険な小説、あまりにも早すぎたサイバーポルノグラフィ…。最初読んだときには、「ポルノグラフィ」は「サイバー」である必要はない(あってもいいんだけど)、むしろもっとナマナマしいものを思わずにいられない、という意味で、おもしろいのかそうでないのか、実はよくわかりませんでした。「サイバー」と「ポルノグラフィ」との間に乖離があるように感じた、だから「ポルノじゃない」と私は判断した。でも、ポルノグラフィとしてちゃんと読めるのか否か、これを視点にちょっと捲ってみます。「英文学」ではあるけれど、これは日本の「ある種」の雰囲気を追憶している、という意味でも、われわれは読めるはず。
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これはSFCP=SFサイバーポルノか、VFNF=バイオレンスフェミニズムネオファンタジーか読み手の感性へのリトマス試験紙。奥歯な読書。
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