紫骸城事件 inside the apocalypse castle の商品レビュー
「殺竜事件」と同じく、基本ファンタジーなんだけどミステリに寄ってる作品。しかしミステリに寄る意味はあるのだろうか…。状況的に「殺人事件」とするのは逆に不自然な気が。犯人探しとか解決編とかの体裁を取らなくても、普通に書いたっておもしろくなるんじゃないのかなあ。あと謎の数が多いかな…...
「殺竜事件」と同じく、基本ファンタジーなんだけどミステリに寄ってる作品。しかしミステリに寄る意味はあるのだろうか…。状況的に「殺人事件」とするのは逆に不自然な気が。犯人探しとか解決編とかの体裁を取らなくても、普通に書いたっておもしろくなるんじゃないのかなあ。あと謎の数が多いかな…そんなに詰め込まなくてもいいのでは。
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確かにしーなはミステリなら読むって言ったのですよ言ったのですよ!そこでまさかのファンタジーミステリ!!1勧めてくれたお友達に小一時間……( ´∀`)まさかの厨2設定本当にありがとうです( ´∀`)伝説の魔導師の世界を滅ぼし兼ねない戦いから300年経った、魔のお城での天下一武道会で...
確かにしーなはミステリなら読むって言ったのですよ言ったのですよ!そこでまさかのファンタジーミステリ!!1勧めてくれたお友達に小一時間……( ´∀`)まさかの厨2設定本当にありがとうです( ´∀`)伝説の魔導師の世界を滅ぼし兼ねない戦いから300年経った、魔のお城での天下一武道会で殺人が……とゆー今まで読んだ事もないミステリだったのです( ´∀`)最後の方を読んでいて危うく電車降りそびれる所だったのですora これシリーズだったらどうしよう……(´Д`;)
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300年前、魔女リ・カーズが宿敵オリセ・クォルトを迎え撃つ為に造られた紫骸城。その紫骸城は今、限界魔導決定会の会場となっていた。 今回も次々と魔導師が集結する中、前大会優勝者の死体が突如として“現れる”。それは、これから始まる大量殺人事件の幕開けにしか過ぎなかった。 双子の戦...
300年前、魔女リ・カーズが宿敵オリセ・クォルトを迎え撃つ為に造られた紫骸城。その紫骸城は今、限界魔導決定会の会場となっていた。 今回も次々と魔導師が集結する中、前大会優勝者の死体が突如として“現れる”。それは、これから始まる大量殺人事件の幕開けにしか過ぎなかった。 双子の戦地調停士ミラル・キラルが登場する、事件シリーズ2作目。 今作は、魔法がしっかりと利いていたので良かったと思います。ミラル・キラルも、このシリーズならではの独特な世界観にマッチしていて良かった。 ただ、前作が好きだった人たちには賛否両論ありそうな予感。僕はどちらも好きですが、強いて言うなら今作がわりと好みです。きっと、あまり深く考えずにファンタジーを強く意識して読んだからかもしれません。 とはいえ、最後の方で「やられた!」と思いました。この驚きこそ、ミステリだと僕は思っています。そういった意味では、ファンタジーとミステリの融合は成功しているのではないでしょうか?……ちょっと言い過ぎかな(苦笑) これからどんな展開を見せるのか、ますます事件シリーズを読むのが楽しみになりました♪
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シリーズ二作目。前作で名前だけ出てきた双子の戦地調停士、ミラル・キラルが出てくる。(というか探偵役はこの二人かな。) これも何度か再読しているけれど、未だに「紫骸城」の意味が分からない。何かに掛けてあるとか、そういうこともなくただ普通に名づけただけなのかな。英題は「insid...
シリーズ二作目。前作で名前だけ出てきた双子の戦地調停士、ミラル・キラルが出てくる。(というか探偵役はこの二人かな。) これも何度か再読しているけれど、未だに「紫骸城」の意味が分からない。何かに掛けてあるとか、そういうこともなくただ普通に名づけただけなのかな。英題は「inside the apocalypse castle」黙示の城の中で、って感じか? 主人公は風の騎士の友人の、魔導師フロス・フローレイド。こいつがいたって普通なので非常に好感が持てるし読みやすい。飛びぬけた能力を持つ友人がいるわりに、彼への嫉妬があまり前面に出てないってとこも好き。 事件はやっぱり魔法というか、そういうファンタジィの中での話だからぶっ飛んでいるけど(干からびて死ぬとか、公衆の面前でいきなり刺殺とか、密室の中での焼死とか)、その枠の中できちんと収められているのでまあ納得ができないこともない。トリックというか、それで本当に皆死ぬのかどうかは微妙だと思ったが、死ぬといわれればそうですかと納得するしかない。プロパビリティの犯罪。(だって「水を飲むことを渇望するあまり、無意識のうちに魔力が暴走し、「水」の対極である「炎」が呼び出された」(空白反転)なんて、魔導師ってのはそういうもんだと言われたらそう思うしかないじゃん。) そもそもどうしてラスト、フロスだけ平然と、ではないけど、「群がって血を飲む人々」の中へ入らずに立っていられたんだろう。彼の精神力の問題か? 「飲むことを忘れさせられていた」というトリック自体は結構好き。面白いと思う。 最後の最後、リ・カーズとオリセ・クォルトが「時間を超えて」戦い続けている、というオチも好き。でも、上遠野の話ってこういうの多いね。「僕ら~」シリーズといい、「蛇奇使い」といい。どうもオリセ・クォルトとルルド・バイパーがかぶって見えて仕方ない。 どうでもいい、すごく好きな台詞。 “(略)馬鹿は死ななきゃ治らないという典型例だったよ。死んでよかったな、ゾーン・ドーン殿” ゾーン・ドーン氏は蘇生術で生き返った人。そういう人は生前の知識は持っているが、家族等の記憶、あるいは自分の性格をすっかり忘れている。 馬鹿が死んで治るもんなら、一度死んでおきたいものだ。 05.01.16
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EDの事件シリーズ第2弾です。 殺竜事件の話の中で出てくる「ミラルキラル」が登場します。 魔術が当たり前に存在する世界での魔法大会。 EDの出番は少なめですが、ストーリーにトリックがひとひねり効いていて、楽しめます。挿絵で金子一馬氏の絵がもっと入っているとうれしいのですが、章のは...
EDの事件シリーズ第2弾です。 殺竜事件の話の中で出てくる「ミラルキラル」が登場します。 魔術が当たり前に存在する世界での魔法大会。 EDの出番は少なめですが、ストーリーにトリックがひとひねり効いていて、楽しめます。挿絵で金子一馬氏の絵がもっと入っているとうれしいのですが、章のはじめと巻頭カラーだけなのが残念です。
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一人の魔導大佐が巻き込まれる 一連の城での事件。 途中拷問を受けたりと災難ですな。 そしてさりげなく、ロボットが出てきたり さらには前作のあの人が事件解決ちょっと前に 出てきたりと驚きの連続です。 犯人に関しては… きちんと驚くような設定になっていますね。 ちゃんとミステリー...
一人の魔導大佐が巻き込まれる 一連の城での事件。 途中拷問を受けたりと災難ですな。 そしてさりげなく、ロボットが出てきたり さらには前作のあの人が事件解決ちょっと前に 出てきたりと驚きの連続です。 犯人に関しては… きちんと驚くような設定になっていますね。 ちゃんとミステリーとしての形式をとっています。 ただ、前作よりは質では どうしても落ちてしまいます。 残酷すぎなのです。
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事件シリーズの2作目 私は「殺竜」→「海賊島」→「紫骸城」と読みましたが、自分は紫骸城より他の2作の方が好きです。 今回はリスカッセは登場せず、EDとヒースロゥも脇役です。 紫骸城で行われる魔道師の大会で、次々に謎の殺人事件がおこります。大会の審査員として呼ばれたフロス・フローレ...
事件シリーズの2作目 私は「殺竜」→「海賊島」→「紫骸城」と読みましたが、自分は紫骸城より他の2作の方が好きです。 今回はリスカッセは登場せず、EDとヒースロゥも脇役です。 紫骸城で行われる魔道師の大会で、次々に謎の殺人事件がおこります。大会の審査員として呼ばれたフロス・フローレイド大佐と双子のミラル・キラルを中心に物語が進みます。
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いやぁいまさらなんだけども。 この「人の悪意」を利用した魔法ってのが、いいなぁ。 ヒースロゥくんはいまんとここの巻限りの出番ですが、ぜひ再登場してほしい。
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実は上遠野小説の中で一番好き。雑誌掲載抜きでの単行本化しているものはほぼ拾っているが、2001年に本書が出てからというもの、自分の中での上遠野小説のベストはこの「紫骸城事件」になってしまった。 何といってもトリックが素晴らしい。それに尽きると思う。
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あとがきによると、この作品のテーマは文字通り「城」なのだそうですが、 リ・カーズとオリセ・クォルト、ミラル・キラルとフロス・フローレイドなどの それぞれのキャラの対比を考えるに、裏テーマとして「才能と血統」があるでは?と思います。 そう考えると、ラストシーンのスケールのでかさも...
あとがきによると、この作品のテーマは文字通り「城」なのだそうですが、 リ・カーズとオリセ・クォルト、ミラル・キラルとフロス・フローレイドなどの それぞれのキャラの対比を考えるに、裏テーマとして「才能と血統」があるでは?と思います。 そう考えると、ラストシーンのスケールのでかさも納得。
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