奇跡島の不思議 の商品レビュー
キャラクターがかなりウザイけど、それなりに楽しめた。 犯行の動機は全く分からなかったけど、犯人は分かっちゃった。
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加々美の色覚特性(いわゆる色盲)、いろいろ解説をしている割に、実際に調べてみるというときの手段は、軽い特性の人なら、特性があるかどうかよくわからない調べ方だなあ。あやしさ全開。 もうちょっと犯人の思考をトレースしてほしかったなあ。でも、この話はフーダニットに焦点を置いた話らしいの...
加々美の色覚特性(いわゆる色盲)、いろいろ解説をしている割に、実際に調べてみるというときの手段は、軽い特性の人なら、特性があるかどうかよくわからない調べ方だなあ。あやしさ全開。 もうちょっと犯人の思考をトレースしてほしかったなあ。でも、この話はフーダニットに焦点を置いた話らしいので、犯人の思考トレースなんてのは蛇足なのだろうけど。 探偵役は初めはわかっていなくって、誰もが犯人でありえて、かつ探偵でありえるということなんだけど、登場の仕方から言ってだれが探偵役かわかっちゃうよね(笑)それとも、ヤツが犯人であるということがいつかはありえるのだろうか? 個人的には、真梨央にがんばってほしかったなァ。キャラ的に好きなのは榊原だが。近くにいてほしくないけど。榊原が好きなのは、彼が自分に素直だからだと思う。裏を返せばワガママなんだけどさ、こういうときには一番信用できるよね。 風来坊と紫苑の(いちおうルミコも、なのか?)存在が、ともすれば重くなりがちな氏の作品に軽さを与えていると思います。つか、暗くしてるのはおまえだ加々美!(笑) ゴシックで重い感じの蘭子シリーズが苦手な人も、風来坊なら読めるんじゃないかなあ。彼の愉快さ加減についていければ、の話だけど。
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水乃サトル・シリーズ 大学生編 奇跡島と呼ばれる島に美術品鑑定にやってきた大学生サークル「ミューズ」のメンバーたち。途中であった「風来坊」と名乗る青年。30年前に起きた奇跡島での足跡の無い首切り殺人。当時の島の所有者有香子姫の死。 奇跡島に残された「ミューズ」の元メンバー八代百...
水乃サトル・シリーズ 大学生編 奇跡島と呼ばれる島に美術品鑑定にやってきた大学生サークル「ミューズ」のメンバーたち。途中であった「風来坊」と名乗る青年。30年前に起きた奇跡島での足跡の無い首切り殺人。当時の島の所有者有香子姫の死。 奇跡島に残された「ミューズ」の元メンバー八代百合夏の遺言。 シャンデリアの落下による日野原の死。死体から切り取られた首。友美の死。留美子の死と続く殺人事件。管理人夫婦の殺害。疑心暗鬼のに囚われるメンバー。犯行を告白する遺書を残した権堂の死。 2002年2月28日読了
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ベタベタこてこての本格ミステリですな。絶海の孤島で起こる連続殺人事件、異様で因縁に溢れた館、猟奇的に彩られた死体などなどなど、これでもかと突きつけられます。それを真正面から真っ向勝負でドカンと描き切っているから、お腹イッパイ。でもこういうのもたまに無性に読みたくなるんですよね。解...
ベタベタこてこての本格ミステリですな。絶海の孤島で起こる連続殺人事件、異様で因縁に溢れた館、猟奇的に彩られた死体などなどなど、これでもかと突きつけられます。それを真正面から真っ向勝負でドカンと描き切っているから、お腹イッパイ。でもこういうのもたまに無性に読みたくなるんですよね。解説にもあるようにパロディでもメタでもなく書かれていること自体が、この作品の魅力に繋がっているのでしょうね。
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孤島を訪れた美大サークルの面々が密室、見立て殺人など次々に殺される。“著者渾身のフーダニット”という触れ込みだったけど、犯人が分かった時のカタルシスがなかった。驚いたけど、「そうなんだ!」というより「はぁ?そんなのあり?」という感じ。ホワイダニットの面でも納得できず。
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