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子どもと性被害 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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子供の性被害の現状が…

子供の性被害の現状がひしひしと伝わってきました。体験談を読んでると、「辛かったね」って言いたくなります。

文庫OFF

2020/05/10

資料用として10年前に読んだのですが再読。 非常にわかりやすい構成の仕方と文章力のおかげでとても読みやすかった。

Posted byブクログ

2014/04/11

心理士ではなく、フリーライターが書いた本。実際の被害者の方から聞いた性被害の内容は、生々しく、その時の状況、心境、恐怖など様々なものが伝わった。正直、気持ち悪さも感じた。それほどのことが、実際起きており、そして沈黙の中に隠されている。性被害というものを、国全体が重要視するべきと改...

心理士ではなく、フリーライターが書いた本。実際の被害者の方から聞いた性被害の内容は、生々しく、その時の状況、心境、恐怖など様々なものが伝わった。正直、気持ち悪さも感じた。それほどのことが、実際起きており、そして沈黙の中に隠されている。性被害というものを、国全体が重要視するべきと改めて思った。

Posted byブクログ

2014/01/06

性被害の実態が様々な角度から検証されている。性被害の実態、被害者の精神的ストレスやトラウマ、加害者へのインタビューからサポーターのすべきこと、さらには子どもを守る法律まで、性被害を巡る一連の内容が整然と綴られている。性被害というものが幸いにして身近になかった人がその現実を知るには...

性被害の実態が様々な角度から検証されている。性被害の実態、被害者の精神的ストレスやトラウマ、加害者へのインタビューからサポーターのすべきこと、さらには子どもを守る法律まで、性被害を巡る一連の内容が整然と綴られている。性被害というものが幸いにして身近になかった人がその現実を知るには分かりやすい良書である。 性被害は勿論無くすべきだ。被害者を守ることが大切なのはこの本で再三説かれているから今更言うまでもない。でも、人の性癖ってそんなに簡単に変えられるものだろうか?とも思ってしまう。たとえばこの部分。 ◼️p217 いまだに「男は性欲が強いんだから」とか「精子がたまったら放出しなければならない」といった俗説を平気で愚痴にする男性教師もいるという。しかし、この俗説は間違っている。精子は射精がおこなわれなければ、精巣で分解、再吸収され、また尿道をへて排出されるのだ。 この部分、理屈ではそうかもしれないが、そんな簡単に欲求が抑えられるものだろうか?そりゃ尿道をへて排出されるのかもしれないけど…と反論したくなる男性も本当は多いのではないだろうか? ◼️p219性的虐待とは、子どもを一人の人間ではなく、モノとしか見ていないことによって起こる。 まさに著者が指摘する通りである。繰り返すが、被害者の救済が必要なことは言うまでもない。子どもの感情、この本で書かれているように人の一生を左右させてしまうという事実を知れば、子どもに性的虐待などできるものではない。でも、男にはどうしようもなく性欲が起きる。そしてその性欲が「許されぬ」方向に向かってしまったら…社会として一体何ができるだろう?「"不健全な"性欲は理性で抑えるべき」、うんその通り。でも時に綺麗ごとだけでなく、「男の性欲は消えない」「性欲が許されぬ方向に向いてしまうことがある」というような、ある種タブーとなる視点からの議論も大切な気がする。

Posted byブクログ

2011/06/17

新書なので仕方ないと思うが、この問題についての対応は、日本社会の進展も急激なものがある。頼もしい限りだが、問題の根は深刻なので、決して喜べる状況ではもちろんない。全般的に、社会への問題提議が多く見られるが、ツメの甘さも感じる。当事者の声は十分に取材されているが、かたちにするまでの...

新書なので仕方ないと思うが、この問題についての対応は、日本社会の進展も急激なものがある。頼もしい限りだが、問題の根は深刻なので、決して喜べる状況ではもちろんない。全般的に、社会への問題提議が多く見られるが、ツメの甘さも感じる。当事者の声は十分に取材されているが、かたちにするまでの緻密さが足りないのだ。しかし、今でも傾聴に値する内容は多々あり、一読の価値はある。 特に ・過食嘔吐 ・加害者の巧みな操作 ・語ることで起きる自己変革 ・「サバイバー」「泣き寝入り」「一生消えない傷」などの言葉の使い方 ・たまった精子は放出しなければ、という誤った俗説(男の欲を正当化するためのロジックだ) などの部分は正鵠を得ていて、得るものがあった。 女性はもとより、男性にこそ読んで欲しい本だ。

Posted byブクログ

2014/10/26

[ 内容 ] 子ども時代に性被害にあった人は驚くほど多い。 小説「永遠の仔」のヒット、多発する少女の誘拐や監禁事件などをきっかけに、子どもに対する性暴力の影響の大きさが取り上げられるようになってきた。 これまで「いたずら」などと表現されてきた行為が被害者のこころに及ぼした深い傷を...

[ 内容 ] 子ども時代に性被害にあった人は驚くほど多い。 小説「永遠の仔」のヒット、多発する少女の誘拐や監禁事件などをきっかけに、子どもに対する性暴力の影響の大きさが取り上げられるようになってきた。 これまで「いたずら」などと表現されてきた行為が被害者のこころに及ぼした深い傷を、インタビューによって検証し、それをどのように癒していくか、また親として今すぐとれる防衛策は何か、そして社会全体としていかに発生を防ぐかまでを力強く提言するルポルタージュ。 [ 目次 ] 第1章 語られ出した性被害 第2章 封印された犯罪―性的虐待とは何か 第3章 性的虐待の加害者とは 第4章 心の傷を乗り越えるために―語ることを通じて 第5章 サポーターには何ができるか―サバイバーとともに生きるために 第6章 性的虐待の根絶のために―法律に求められるもの 第7章 性的虐待のない社会をめざして―私たちができること、やるべきこと [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2009/10/04

大学2年の授業の課題で読んだ。 あまりにも重く、 でもしっかりと向き合っていかなければならないと思った。

Posted byブクログ