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知っていそうで知らない台湾 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2018/12/23

発行が2001年、執筆のきっかけは民進党の総統が誕生した前年の総統選挙というので、内容的にはかなり古いし、現状とは変わってしまっているところももちろん多い。しかし、それまでの政治の流れや歴史は押さえているし、現在親日というだけに偏って見られる面よりは客観性も高い。ここから現在の流...

発行が2001年、執筆のきっかけは民進党の総統が誕生した前年の総統選挙というので、内容的にはかなり古いし、現状とは変わってしまっているところももちろん多い。しかし、それまでの政治の流れや歴史は押さえているし、現在親日というだけに偏って見られる面よりは客観性も高い。ここから現在の流れを振り返って台湾を見ても十分有効だと思う。

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2011/06/12

著者は産経新聞記者。タイトルに明示されてはいないが、台湾政治の話題が中心。文化的な理解を求めて読むのには余り向かない。一定程度台湾政治に関心があり、新聞やニュースで前知識を獲得している人が、それを整理して理解するために読むとよい、と考えられる。

Posted byブクログ

2011/05/28

[ 内容 ] なぜ選挙はいつもお祭り騒ぎになるのか? なぜ植民地支配を受けたのに日本を嫌わないのか? なぜたった十数年で華人社会初の民主主義を確立できたのか? 国際関係の孤立をよそに、時に騒々しく、時に誇り高く、時に狡猾に生き抜いていく台湾人たち。 知っていそうで知らない“隣の島...

[ 内容 ] なぜ選挙はいつもお祭り騒ぎになるのか? なぜ植民地支配を受けたのに日本を嫌わないのか? なぜたった十数年で華人社会初の民主主義を確立できたのか? 国際関係の孤立をよそに、時に騒々しく、時に誇り高く、時に狡猾に生き抜いていく台湾人たち。 知っていそうで知らない“隣の島”を定点観測、「国」と名乗れない悲哀を抱えながらパワフルに動く台湾社会と台湾人の実像をアクチュアルに伝える。 [ 目次 ] 第1章 台湾社会の七不思議 第2章 選挙はお祭りだ! 第3章 李登輝時代から陳水扁時代へ 第4章 台湾と中国の複雑な関係 第5章 日本を嫌わない台湾? 第6章 これからの台湾 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/10/11

国と名乗れない悲哀…台湾と台湾人の実像。 読了日:2008.07.14 分 類:一般書 ページ:227P 価 格:720円 発行日:2001年8月発行 出版社:平凡社(平凡社新書) 評 定:★★★+ ●作品データ● --------------------...

国と名乗れない悲哀…台湾と台湾人の実像。 読了日:2008.07.14 分 類:一般書 ページ:227P 価 格:720円 発行日:2001年8月発行 出版社:平凡社(平凡社新書) 評 定:★★★+ ●作品データ● ---------------------------- テーマ : 台湾(特に現代台湾) 語り口 : 1人称的 ジャンル : 一般書 対 象 : 一般向け 雰囲気 : 取材ライター --------------------------- ---【100字紹介】------------------------- 選挙はいつもお祭り騒ぎ、植民地支配を受けたのに親日派、 たった十数年で華人社会初の民主主義を確立、 国際関係の孤立をよそに時に騒々しく、 時に誇り高く、時に狡猾に生き抜いていく 台湾人と台湾社会の実像を伝える ------------------------------------------- 台湾といえば…えっと、どこの国だっけ…?中国だったかなあ、それとも台湾国だっけ?菜の花の初期状態、こんな感じ。 そんな初心者でも大丈夫かもしれない台湾本。著者は新聞社の記者。台湾の特派員として3年ほど台北滞在。そのときに得た知識や、経験を踏まえて、台湾の、特に政治関連の情報に重点を置いた紹介をしています。滞在期間が97年から99年のため、この付近の情報が中心ですが、民主化の流れとして、戦後以降の話もあります。 実際に本人が李登輝氏とお会いしたことがあるらしく、李氏とその後継的陳水扁氏の2者が主に取り上げられる形です。陳氏の選挙戦のあたりは特にリアルタイムでの経験のためか、ずいぶん詳しく記述されています。きっとこれが、当時特派員として台北に滞在していた著者の、取材対象の中心であったのでしょう。 あとは、台湾から見た中国、中国から見た台湾、それに台湾および中国の対日関係、各国との関係、戦前の日本統治に関する話題、政局の話など。多少の偏りはありますが、全般に台湾という国と、その置かれた立場などをざっと知るにはちょうどいいかも。 --------------------------------- 文章・描写 :★★★ 展開・結末 :★★★ キャラクタ :★★★★ 独 自 性 :★★★★ 読 後 感 :★★★ ---------------------------------

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2009/10/04

以下、概要。 ○台湾の人たちはサイドビジネスに熱中している。 株や、高利貸しなどをして、色んな手を使って、お金を運用している。 株の売買にせよ、外国に投資するにせよ、リスクは大きい。 しかし、経営者は「リスクが大きいほど、利益は大きい。大きく儲けようと思ったら、多少の儲け...

以下、概要。 ○台湾の人たちはサイドビジネスに熱中している。 株や、高利貸しなどをして、色んな手を使って、お金を運用している。 株の売買にせよ、外国に投資するにせよ、リスクは大きい。 しかし、経営者は「リスクが大きいほど、利益は大きい。大きく儲けようと思ったら、多少の儲けは仕方がない。」という。 このようなお金の儲けかたに対して、日本人には抵抗があるが、台湾人は「商売はこうでなくっちゃ」と信じて疑わない。 ○ 車からアクセサリーまで「メイド・イン・ジャパン」が社会にあふれているが、台湾には日本製というだけで売れるムードがあり、「今日の日本の流行は、明日の台湾の流行」といわれている。 ○ 日本に対する理解度、好意度は世界一といわれているのに対し、日本は台湾に冷淡であるという、対照的な構図が浮かんでくる。 日本政府は今まで台湾を国としては認めておらず、台湾人を無国籍としてみていた。 こういうこともあって、台湾人の多くは、日本政府の対台湾姿勢に批判的である。 ○ 台湾人は日本人に親切で好意的だというのは間違い。 台湾人は全ての外国人に親切なのであり、日本人だけに親切なんじゃない。 ○ 72年に中国と外交問題が生まれ、台湾との外交が断絶したために戦後続いた日中と日台の外交関係が逆転した。 日本と台湾は国交が途絶えて約30年になるが、民間交流は活発であり、経済界を軸に太い人脈が今も生き続けている。 台湾への外国人観光客の4割が台湾であるし、台湾人が外国の中で一番旅行先として多いのが、日本である。 日本から台湾へは約90万人、日本から台湾へは70万人程度旅行している。 また、日本にとって台湾は世界第2の輸出先であり、しかも180億ドルもの貿易黒字を提供してくれている。 直接投資も中国、インドネシアに続いて、台湾を重視している。 なぜなら、台湾産業の中軸であるし、日米に次ぐ情報通信産業の発展がある。 ○ 日本に伝えられる台湾ニュースは質・量ともに少なかったのだが、マスコミがニュースを伝えないと、どうしても人々の関心は薄くなってしまうもの。 日本の話題は台湾の新聞がよく取り上げるため、台湾人は日本のことを良く知っている。 しかし、日本人は台湾の存在は良く知っているが、いまひとつ関心がわかず、その実体についても理解していないのが現状

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2009/10/04

台湾については何も知らなかったが、この本のおかげでとりあえず人並みには台湾について分かるようになった。日台・中台・米台関係も含めた年表もあり、台湾の政治史を中心とした現代史を一通り押さえることができるが、旅行に役立ちそうな文化的、社会的な話は第1章と第5章のみ。特に中国・台湾の外...

台湾については何も知らなかったが、この本のおかげでとりあえず人並みには台湾について分かるようになった。日台・中台・米台関係も含めた年表もあり、台湾の政治史を中心とした現代史を一通り押さえることができるが、旅行に役立ちそうな文化的、社会的な話は第1章と第5章のみ。特に中国・台湾の外交政策の駆け引きや、李登輝政権の政策の話が面白かった。(07/05/16)

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2009/10/04

こういう本は旅行に行く前に読みましょう。短期の観光旅行に行くのであれば、新書くらいの内容が一番適度でよい気がした。分かりやすいし、内容もそれほど古過ぎないので。

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