第三帝国の神殿にて(下) の商品レビュー
次第に疲弊してゆく第3帝国。 そして敗戦、ニュルンベルク裁判。 出版時には、まだ存命の関係者が多数いたはずで、彼らの批判に耐えうるだけの内容なのだろうと思う。アウシュビッツ関連を除いて…。
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細部に渡り日時が明記されているものも多く、軍需物資の種類や量なども具体的で、それでいてつめたい組織経営論に堕する事はなく特にヒトラーへの感情は露見してきた身勝手さに対する呆れと、未だ捨てされない尊敬と没落するものへの同情が入り混じり、矛盾する一人間の心理をロマンティックとさえ言い...
細部に渡り日時が明記されているものも多く、軍需物資の種類や量なども具体的で、それでいてつめたい組織経営論に堕する事はなく特にヒトラーへの感情は露見してきた身勝手さに対する呆れと、未だ捨てされない尊敬と没落するものへの同情が入り混じり、矛盾する一人間の心理をロマンティックとさえ言いたくなる程の筆致で記しており、単なるナチス期の優秀な閣僚としてだけでなく文学的価値すら包含するような、現代人必読の書である。現状手に入りにくい値段なので、新版なり出版社は出すべきだろう
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戦争末期は全く疲弊した軍部の様子が伺えます。書いていた当時は恐らく獄中で落ち着いていたんだろーけど、描写する人々ほとんどが死んでいる中、どういう心境だったんだろう?とも思いました
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