人魚の血(4) の商品レビュー
高橋鐵先生→人工人魚の作成はわりとスタンダードだよな。 山田章博先生→ふつくしすぎる絵そして書き文字。 椿實先生→正しく戦利品、鑑賞品としての人魚。 高瀬美恵先生→高瀬先生の雰囲気めっちゃすきです・・・これは爽やかだった。 中野美代子先生→変身譚でした。こええ。 霜島ケイ先生→霜...
高橋鐵先生→人工人魚の作成はわりとスタンダードだよな。 山田章博先生→ふつくしすぎる絵そして書き文字。 椿實先生→正しく戦利品、鑑賞品としての人魚。 高瀬美恵先生→高瀬先生の雰囲気めっちゃすきです・・・これは爽やかだった。 中野美代子先生→変身譚でした。こええ。 霜島ケイ先生→霜島的人魚と人間の男の交配考察論。 泉鏡花→やっぱ泉鏡花難しいってか読み辛え・・・でもやっぱ描写綺麗だよな。 菊地秀行先生→時代小説チック人魚譚。展開もトントンだし読みやすいしで面白かったな。 小田仁二郎先生→避けては通れない人間の男による魚姦ネタ。こ、怖・・・。 中井紀夫先生→避けては通れない食人ならぬ、食人魚ネタ。オチがなんか・・・切ねえ・・・。 草上仁先生→これも食人魚ネタですが・・・オチが、すんごいです(怯) 戸川昌子先生→海獣姦そして突然のホモネタ・・・す、すぎょい・・・。 菅浩江先生→さ、爽やかだー! 久美沙織先生→めっちゃポップです面白い! 田中文雄先生→あ~~民話っぽい。 石神茉莉先生→めっちゃ雰囲気すきです・・・!!人外の残酷さ・・・。 井上雅彦先生→やっぱり岩井俊二イメージだったんかな・・・面白かった。 小松左京先生→SFアンデルセン人魚姫。す、すげえ。 加門七海先生→安定の加門節です。徐々にゾッとくるオチ。 小川未明先生→『赤いろうそくと人魚』ここでやっと拝読いたしました・・・。人間の優しさに幻想を抱いていた人魚の母親・・・人魚の娘を裏切る老夫婦・・・、あまりに残酷で哀しい話だよなあ・・・。人魚の娘の顛末が書かれていないのがまた怖いよな・・・。
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古今の名作と書き下ろし作品とを併録したアンソロジー・シリーズ「異形コレクション綺賓館」の4冊目で、今回のテーマは「人魚」。 アンデルセンの「人魚姫」、小川未明の「赤いろうそくと人魚」(本編にも収録。童話として書かれながらもこの恐ろしい内容。十分にホラー小説足りうる)等々、個人的...
古今の名作と書き下ろし作品とを併録したアンソロジー・シリーズ「異形コレクション綺賓館」の4冊目で、今回のテーマは「人魚」。 アンデルセンの「人魚姫」、小川未明の「赤いろうそくと人魚」(本編にも収録。童話として書かれながらもこの恐ろしい内容。十分にホラー小説足りうる)等々、個人的には人魚の話というと一様に悲劇的な印象がある(ディズニーのアニメ映画は未見)。人間に非常に近い姿態を持ちながら、彼我の間には越え難い大きな溝があるのだろうか。 漫画はこのシリーズでは収録されないのだろうが(角ホの「タロット・ボックス」では収録されたが)、可能ならば高橋留美子の「人魚の森」を部分的にでも取り上げて欲しかった、と思った。 綺賓館シリーズはこの巻で発刊が止まっている。新作+名作というスタイルは面白いので、また復活したら嬉しい。
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イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/4032868.html) (収録作品)怪船『人魚号』(高橋鉄)/人魚変生(山田章博)/人魚紀聞(椿実)/オペラ座の人魚(高瀬美恵)/海獣人(中野美代子)/紅魂(霜島ケイ)/人魚...
イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/4032868.html) (収録作品)怪船『人魚号』(高橋鉄)/人魚変生(山田章博)/人魚紀聞(椿実)/オペラ座の人魚(高瀬美恵)/海獣人(中野美代子)/紅魂(霜島ケイ)/人魚の祠(泉鏡花)/切腹(菊地秀行)/鯉の巴(小田仁二郎)/恋の味(中井紀夫)/人魚屋(草上仁)/人魚姦図(戸川昌子)/百万弗の人魚(久美沙織)/魚怪(田中文雄)/海の蝙蝠(井上雅彦)/人魚姫の昇天(小松左京)人魚の海(加門七海)/赤いろうそくと人魚(小川未明)
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「人魚の血」と聞いて、「暗黒館」と連想した貴方はアヤツジスト(笑)。 それはさておき、「人魚」というモチーフは好き。だけど「人魚姫」とかじゃあなく、セイレーンとかローレライとか、どちらかと言えば不吉なやつが魅力的でステキ。だからこそ「異形としての人魚」というテーマは良い。 今回の...
「人魚の血」と聞いて、「暗黒館」と連想した貴方はアヤツジスト(笑)。 それはさておき、「人魚」というモチーフは好き。だけど「人魚姫」とかじゃあなく、セイレーンとかローレライとか、どちらかと言えば不吉なやつが魅力的でステキ。だからこそ「異形としての人魚」というテーマは良い。 今回のお気に入りは中井紀夫「恋の味」。これは怖かった。最後の二人の会話が何ともいえず。こんな「恋の味」なら一生知らなくてもいいや(笑)。 古典的名作では、小川未明「赤いろうそくと人魚」が入っているのが嬉しい。これは昔から好きな作品なんだけど、よく考えれば相当恐ろしい話だったのね……。これが締めの一作というのは最高。 あと、十二国記の挿絵の人の漫画も載っていたり。豪華な一冊。
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「オペラ座の人魚」「魚怪」「贈り物」がよかった。「赤いろうそくと人魚」はアンデルセンの人魚姫とならぶ日本のスタンダード。
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『人魚』をテーマにした短編集。人と異形の姿を併せ持った者を愛する人なら、楽しく読める一品。『恋の味』は面白い。
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「赤いろうそくと人魚」、小さいときに読んだ文学全集に載ってるのを思い出した。懐かしく、そして怖かった。
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改めて「赤いろうそくと人魚」を読む。幼心にとても怖かったのを思い出す。 谷崎の「人魚の嘆き」が載っていないのが意外。(2001.12.25)
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