美しき女戦士 の商品レビュー

スーザン・スペンサー・ポール(著者),古沢絵里(訳者)

今回のヒーローは『花…

[文庫ＯＦＦ]

今回のヒーローは『花嫁泥棒』でヒロインだったイザベルの弟セネット。できるなら『花嫁泥棒』の方を先に読んでから本書を読んでほしいです。やっと幸せを手に入れたセネットに安堵とともに感動しました。

2009/10/04

キャサリンは１４歳の頃から領主としてロマを支配してきた。ところが２１歳の今、その地位が揺らぎ始めている。国王の摂政達の差し金で、かつての領主だった男の息子にロマを返還されるというのだ。それも、彼女を花嫁にするという条件で！会ったこともない男の花嫁！そんな男の言いなりになるのは嫌！ロマを訪れた花婿に、キャサリンが門前払いを食わせると、彼は武力で、あっという間に城を制圧した。予想とは異なり、セネット・ゲイラールはきわめて男前で、しかも紳士的。だが、彼の言葉は情け容赦なかった。「俺は正式にロマに付随するすべてのものの引き渡しを要求する。その中には・・・きみ自身も含まれる」