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路地裏の大英帝国 の商品レビュー

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社会史学における代表…

社会史学における代表的な業績.産業革命を中心とする生産の歴史として研究されがちであったイギリス史に新しい視点を提供してくれます.財やサービスの生産側だけでなく,需要側に着目し,民衆がそれをどのように利用し,生活にどのような影響があったのか,その一端を覗うことができます.

文庫OFF

2015/07/02

現在わたしたちが何気なく行うショッピングや外食といった時間とお金を消費するレジャーは、産業革命によって享受された。一地方都市に過ぎなかったロンドンが肥大化した頃である。読んでいくと現代の生活の基礎はこの時代につくられたのだと気づいた。想像以上に活発に活動する人々に驚く。

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2013/08/24

教科書には載らない、大英帝国の最も発展した18・19世紀。 発展の裏側で、労働者や下層階級の市民たちがどんな暮らしをしていたか、市井の人々の日常について書かれた本。 イギリス社会史の基本、とも言うべき1冊。

Posted byブクログ

2012/02/21

歴史を生活史からとらえた初の書籍という意味で金字塔な本で、逆に言えば、この本から歴史学が瑣末な事柄に注目する傾向が始まったという批判もある、っぽい。 とかいう難しい学問的な話は置いといて。 素直な感想としては、歴史というと教科書の偉い人や悲劇的な死に方をした人ばかりが作ったん...

歴史を生活史からとらえた初の書籍という意味で金字塔な本で、逆に言えば、この本から歴史学が瑣末な事柄に注目する傾向が始まったという批判もある、っぽい。 とかいう難しい学問的な話は置いといて。 素直な感想としては、歴史というと教科書の偉い人や悲劇的な死に方をした人ばかりが作ったんじゃなく、ごく普通の人たちが普通に生きて、普通に死んで、暮らしの中でいろんな変化が時に急激に、時に少しずつ起こった結果の積み重ねなんだなーと思った。私がこの時代のイギリス庶民だったら、確実に乳児の段階で死んでたな…。 大学受験のときに勧められて以来10数年、ようやく読めて満足。

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2009/10/04

これは面白かった!お陰で、この手の話で大学・大学院と過ごす羽目になってしまいました。社会学の資料がなくて苦労したのも今ではいい思い出です。「白いパンと一杯の紅茶」の中にどれだけの歴史が込められているか、なんてことに気付かなければこんなことにはならなかったのに…(笑)

Posted byブクログ