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路上の弁護士(下) の商品レビュー

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輝かしい未来を捨て、…

輝かしい未来を捨て、己の正義のために戦う弁護士。やはり読み始めたら止まりませんでした・・・最高!!

文庫OFF

ぐっと拳をつくってし…

ぐっと拳をつくってしまうくらいに力が入る作品でした。読後感の良さはさすがグリシャムです。

文庫OFF

虐げられた者たちへの…

虐げられた者たちへの償いのため、巨大組織に捨て身で挑むマイクルの前にたちはだかるかつての同僚たち。知略のかぎりを尽くした闘いの果て、破滅への地雷を踏んだのはどちらか―。

文庫OFF

面白い!

事務所に侵入したホームレスの人質となったエリート弁護士のマイクルは、事件解決後、疑問が残り謎を追う。ホームレスの目的とは?事件の影の存在は?社会意識改善を考えさせられる作品としても楽しめます。

yoko

2014/09/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

弁護士や法廷物と聞いて、真っ先に浮かぶのがジョン・グリシャムなのだけど、それは今まで読んだ彼の作品にハズレが1冊もなかったから。それほど沢山読んでいるわけではないが、それにしても打率100%というのはすごいのだ。 この作品もすごく面白く。'98年の作品らしく、現在のスレた(…)ミステリー界では、素直すぎるところも無きにしも非ずなのだけど、それがまたぐいぐいと引っ張る牽引力となっている。 米国のホームレス事情は、住んでいる私にも胸に刺さることが多すぎる。しかし、そこでそれを見ないふりをする人もいれば、ヘルプに燃えてくれる人も大勢いるのが、米国の良いところ。 主人公のマイクルの葛藤と恐怖に共感し、彼の勇気を尊敬する。下手な恋愛を絡ませないのが、またグリシャムの良いところ。 ラストにおお!と思う展開あり。ご都合主義? それでもいいじゃないか、本当にこうなってくれれば、と満面の笑顔になったこと。

Posted byブクログ

2014/02/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

不法な強制退去を受けたホームレスが法律事務所を襲撃し逆に射殺された事件。子持ちのホームレスが、行き場もなく自動車内で死亡した事件。元ブルジョワ弁護士が、ホームレス支援のために、ストリートの弁護士として走る。 和解交渉の辺りは、勧善懲悪的でスッとする。 また、最後にやつれた老アーサーが、ホームレス支援という課題を見つけて、再び情熱を燃やすところも格好いい。 冒頭のような事件の後、大規模なデモを起こして政治・行政を動かそうというパワーや文化があるところは、素直にアメリカが羨ましい。 金になる仕事か、「世のため人のため」の仕事か。 アメリカの事情は詳しくないが、公的支援が手厚いとはいえない日本では、弁護士は、前者をある程度やらないと後者ができないという状況なので、モーディカイのような働き方はなかなか難しいのだろう。 「ストリートの法律を統べるルールは、この法律の実務にたずさわる人々の手によってつくられていく。」(253頁) 上巻はエリート風スーツ、下巻はストリートの弁護士という装丁も素敵。

Posted byブクログ