空間情報科学の挑戦 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
2001年刊。著者は東京大学空間情報科学研究センター・同大学院工学系研究科都市工学専攻教授。空間情報科学と言えば、今ではGPSで広く利用されている研究分野。本書は古いので、空間幾何学のさわりに触れつつ、当該分野のコンピューター利用の黎明を解説する。とはいえ、GPSだけではなく、その前提となる地図作成、多様な情報分析でなしうる都市計画の未来像(本書では保育園立地のシュミレーションを挙げるが、今ならさしずめ「コンビニを作ろう」「シム・シティ」の如きゲームから、マクドの新規出店シュミレーションまでか)等を開陳。
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[ 内容 ] 地球上のどこに何があるのか、という物理的地図の上に、そこにどんな人がどんな社会的・経済的環境のなかで生活しているのか、といった次元も縮尺も異なる無数の情報地図をコンピュータの上で重ね合わせていくと、これまでまったく見えてこなかった仮想社会が実現する。 わたくしたちの...
[ 内容 ] 地球上のどこに何があるのか、という物理的地図の上に、そこにどんな人がどんな社会的・経済的環境のなかで生活しているのか、といった次元も縮尺も異なる無数の情報地図をコンピュータの上で重ね合わせていくと、これまでまったく見えてこなかった仮想社会が実現する。 わたくしたちの二一世紀型社会は、いままさにそれを可能としている。 そこでは、どのようなコミュニケーションやルールが生まれるのか、それを支える技術と未来を紡ぎ出す新しい科学を紹介する。 [ 目次 ] 1 空間情報を取得する 2 コンピュータ上で管理する 3 コンピュータ上で推理する 4 コンピュータ上で策を練る 5 空間情報のコミュニケーション 6 空間情報社会への離陸 7 カントの夢を追う [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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