駅弁大会 の商品レビュー
駅弁が所狭しと、よく…
駅弁が所狭しと、よくもこんなにもあるものだというオドロキ。
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全国の駅弁が大集合。…
全国の駅弁が大集合。どれも食べてみたくなりました。
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元祖駅弁大会の京王百貨店。せっかく興味深い内容なので、ちゃんとした編集をつけたらいい本になったんじゃないかと思うが、社内報のような素人っぽさもこれはこれで味わいである。 駅弁には「輸送弁当」と「実演弁当」とがあり企画と事情の違いを踏まえて手配しているとか、必要なご飯の量を見積も...
元祖駅弁大会の京王百貨店。せっかく興味深い内容なので、ちゃんとした編集をつけたらいい本になったんじゃないかと思うが、社内報のような素人っぽさもこれはこれで味わいである。 駅弁には「輸送弁当」と「実演弁当」とがあり企画と事情の違いを踏まえて手配しているとか、必要なご飯の量を見積もって会場に出荷する「中央炊飯」なる専門会社があるとか、30年間一度も食中毒事故を出していないのが続いた一番の理由であり、その陰に食品衛生管理の守護神がいるとか、へええ!な舞台裏。 P67 「廃線駅弁の復活」には誕生、繁栄、衰退、離散、そして試練の中での復活という人を感動させるいろんな要素がある P112 「今、若い人たちが道路や駅のホームにべたべた座るでしょう?しつけの問題はもちろんですが汚いということを知らない。街の中が昔に比べたら非常にきれいに見える。その挙句に不潔とか不衛生ということがわからなくなっている。」「駅弁屋さんでもしっかりしたところは中心になって厳しく見る人がいる。どこでもこういう人が一人いれば安心です。そういう人を育てることが大事なんです。」 P122 「わたしたちは小売業で、いわば商人ですから、とにかくお客様が大勢集まっている状況を見ると、それだけでうれしくなっちゃうんですね。」
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京王百貨店(新宿)の名物企画である駅弁大会について,京王の従業員らが書いた本である。今では駅弁大会のようなものはあちこちで行われているが,元祖ならではの意気込みが伝わってきました。自画自賛になりすぎていないところも好印象
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
駅弁と聞くと、思わずよだれが出てしまうところ。 そこはグッとこらえるとして… この、今となっては百貨店の代名詞 といっても過言でない催事の 駅弁の裏側を書いた本です。 駅弁の企画は限られてしまうものが多いので 本当に大変なんだな、というのが 痛感させられるものです。 それと催事が行われるときの 天候も売り上げに左右されますし… 駅弁の復刻のところはとても惹かれるものがありました。 中にはもう、現状では その場所に行くのもかなわないものもありますので。
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毎年行われる巨大プロジェクトの駅弁大会。弁当屋さんとは信頼関係で成り立っている。冷めたご飯(=駅弁)を食べる習慣は、日本とカンボジアくらいだというのは初めて知った。
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毎年、すごく盛り上がっているなーと、遠くから眺めている京王百貨店の駅弁大会。1966年からずっと続いているって、すごすぎませんか。 1冊まるごと「プロジェクトX」という感じ。そして、企画の大切さを痛感させられた。廃線の駅弁復活とか、駅弁対決とか。それもただ復活させたり対決させ...
毎年、すごく盛り上がっているなーと、遠くから眺めている京王百貨店の駅弁大会。1966年からずっと続いているって、すごすぎませんか。 1冊まるごと「プロジェクトX」という感じ。そして、企画の大切さを痛感させられた。廃線の駅弁復活とか、駅弁対決とか。それもただ復活させたり対決させたりするだけではなく、京王駅弁チームだからこその視点や、駅弁ファンの興味などを考慮して、絶妙な内容に仕上げる。そこに、ストーリーがあるかどうかが大切、とは、以前のボスの言葉だったっけ。 駅弁大会に出展する会社も、互いに競争相手でありながら、大会中に手が足りない時は助けあうなど、つながりが強そうなのが興味深い。 この本が出たのが2001年だから、もう10年前のことだ。駅弁大会のWebサイトを見ると、この本に登場している京王側の担当者は、今はみんな異動された模様。でもそのノウハウやナレッジは、手堅く受け継がれているのがよくわかる。 実はこの本、読もうと思って買ったのは3年前なのだ。3年間も積読してしまったことに、大きな理由はないのだけど、企画のエピソードなどは今このタイミングで読んで感じ入るところがあるのかも……と思ったりして。
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