オカルト の商品レビュー
短編なのか、エッセイ…
短編なのか、エッセイなのかよくわからないままランディゾーンに引き込まれます。一編一編が短いので読みやすいかも
文庫OFF
目に見えない、いろんな物ごとに関するお話。不思議なお話だけれど、心が温まるような、安心するような気持ちになりました。ランディさんのお祖父さんのことを書いた文章は、とても気に入りました。
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現実の入り口から精神世界に入っていく感じ。 不思議現象は興味深い。 文章の世界を全部捕らえようとしてみるけど捕らえきれない。 ふわふわと漂う世界にハッとする一文が静かに居る。
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うさんくさいな、と思いつつ読み進めると、 突然はっとするぐらいきらりと、ことばが光る。 だから、読まずにはいられない。 心からのことばって、時々、怖いぐらいに胸に迫る。
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誰の日常にもあるような不思議だけど深く考えずに終わるような出来事をオカルトに解いていてなんとも興味深い。
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「気配」とは、神の衣擦れの音なのかもしれない。神はこの世界の細部に宿る。 0404-0404 ///// 母はいちごあめの瓶を抱きしめて、嬉しそうに笑っていた。母の魂だったのだろうか。暗くなった山道を漕ぎながら、私はなぜかおろおろと泣いていた―。ぎゅっと、畏怖を、抱きしめるもう...
「気配」とは、神の衣擦れの音なのかもしれない。神はこの世界の細部に宿る。 0404-0404 ///// 母はいちごあめの瓶を抱きしめて、嬉しそうに笑っていた。母の魂だったのだろうか。暗くなった山道を漕ぎながら、私はなぜかおろおろと泣いていた―。ぎゅっと、畏怖を、抱きしめるもうひとつの世界との交感。散文35篇。 ///// 短篇の様な、随想の様な、自由詩の様な… 嫌悪感は無いけれど、時折歯ざわりが良いだけで特に何も思わなかった。 しかし『世界には何でも落ちている』『いちごあめ』『混線とコンセント』『青い炎』など、特に第二部は結構好き。 「オカルト」というよりは「いのち」のお話だと思います。
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母はいちごあめの瓶を抱きしめて、嬉しそうに笑っていた。母の魂だったの だろうか。暗くなった山道を漕ぎながら、私はなぜかおろおろと泣いていた―。 ぎゅっと、畏怖を、抱きしめるもうひとつの世界との交感。散文35篇。
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気になっていた田口ランディ。この人の感性がスキだなぁって思った。感じ方が好き。普通の人にとって何でもない日常も、「オカルト」に感じてしまう感性。感性が見せてくれる「オカルト」の世界。ほんとかうそか、そんなのどっちだっていいよ。彼女の見ている世界は彼女にとってほんもので、その世界を...
気になっていた田口ランディ。この人の感性がスキだなぁって思った。感じ方が好き。普通の人にとって何でもない日常も、「オカルト」に感じてしまう感性。感性が見せてくれる「オカルト」の世界。ほんとかうそか、そんなのどっちだっていいよ。彼女の見ている世界は彼女にとってほんもので、その世界をさらりと漂うのが心地よい。そんな文章。
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著者の身の周りの不思議な出来事、日常の中で思ったことが描かれているエッセイ。一番印象に残ってるのは、一番最後に書かれているあとがきっぽい文章。「世の中は何を信じて良いのか分からない状態だけど、別に信じなくていい。全ては変転するのだから、ただ感じて、この瞬間だけを抱きしめて、そして...
著者の身の周りの不思議な出来事、日常の中で思ったことが描かれているエッセイ。一番印象に残ってるのは、一番最後に書かれているあとがきっぽい文章。「世の中は何を信じて良いのか分からない状態だけど、別に信じなくていい。全ては変転するのだから、ただ感じて、この瞬間だけを抱きしめて、そして手放せばいい。」なんだか肩の力がスーッと抜ける感じがした。
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全ての視覚器官は抹消される。それが妙に気持ち良いのだ。 ランディさんの本はアンテナとかよりこっちのが好き。ゴツゴ様とか、居そう。
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