雲南の豚と人々 の商品レビュー
豚写真家 といわれる 伊藤真理さんの本。 『日本では想像のつかない 光景に出会い 毎日が驚きの連続である。』 アメリカで生まれ、育ち、 日本の大学をでて、証券会社に勤めたが、会社を辞めて 自由を求めて カメラ片手に 雲南にだび立つ。 雲南でであった・・・存在感のある豚。 『...
豚写真家 といわれる 伊藤真理さんの本。 『日本では想像のつかない 光景に出会い 毎日が驚きの連続である。』 アメリカで生まれ、育ち、 日本の大学をでて、証券会社に勤めたが、会社を辞めて 自由を求めて カメラ片手に 雲南にだび立つ。 雲南でであった・・・存在感のある豚。 『「豚」たちが私にもっとのんびり、マイペースに 生活をエンジョイするようにと話しかけているような気がする。 痩せていて、いつも余裕なく忙しそうに走り回っている私は、 「豚」たちを見ていると自分の生活を振り返ることができる』 という境地になっていく。 豚の 自由気ままな生き方に 魅せられながら、 豚は やがて 殺され、人間に食べられてしまう・・・ その現実に向き合う。 伊藤真理さんは 『雲南では 村人たちは 自分たちの手で豚を育て 殺して食べる。しかし、東京に住む私は そういう現実に直視せずに 豚肉を食べている。 そう考えると、雲南の人たちの方がずっと 豚の命とありがたみを本当に理解している。』 という 豚の中にある 柔和な表情 雲南の街をどっしりどっしりと歩くユーモラスな豚 その姿に ニンゲンの生が かさなる。 命の つながり・・・ 豚は、なぜ生きるのか? を豚は問わない。 豚のアイデンティティが・・・明確だから。 カメラを通して 豚の存在感を 掴み取る。
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雲南省の写真集。題名どおり豚を中心に撮影している。 これはいい視点で、自分もこれをすればよかった。 だいたい10年前の写真なのだけど、ひと月ほど前に私が雲南で見た光景と似て非なる。10年という年月だけではなくて、写真だからかもしれないし、行っている場所かもしれない。だけれども、...
雲南省の写真集。題名どおり豚を中心に撮影している。 これはいい視点で、自分もこれをすればよかった。 だいたい10年前の写真なのだけど、ひと月ほど前に私が雲南で見た光景と似て非なる。10年という年月だけではなくて、写真だからかもしれないし、行っている場所かもしれない。だけれども、なんとなく違う。ついこないだ行っていたところの写真集のようにはあまり思えず、しかもそれは、行く前にいだいていた雲南省のイメージのままだった。 なんだろう。私はメディアというものへの理解の足りない愚かな感想を述べているのだろうか。 よく分からんので、次はもっと武装して雲南に行きたい。次はもっと田舎に行きたい。
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雲南で豚を見た。 道路を渡る豚。市場を歩く豚。市場に出された豚。 こんなに普通に豚が歩いているんだと驚いた数年後、この本の存在を知った。 もっといろんな豚がいて、そして豚は食べられる。 豚を中心にした人の営みが映されていて、命が軽い自分の生活を実感させられる。
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「雲南の豚マニア」の筆者が10年にわたり30回以上雲南省を訪れて取り続けた豚の写真…。とにかく豚、豚、豚です(笑)。 他にも、農村、日常、雲南で見た日本、広告、極彩色、食、老人、冠婚葬祭、動物、子どもたちなど、豚にかぎらず雲南省をいろいろなテーマで取り上げられており、特に西双版...
「雲南の豚マニア」の筆者が10年にわたり30回以上雲南省を訪れて取り続けた豚の写真…。とにかく豚、豚、豚です(笑)。 他にも、農村、日常、雲南で見た日本、広告、極彩色、食、老人、冠婚葬祭、動物、子どもたちなど、豚にかぎらず雲南省をいろいろなテーマで取り上げられており、特に西双版納(シーサパンナ)の日常を垣間見ることができます。
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