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後に続く真の日本人へ の商品レビュー

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2016/02/22

大東亜戦争に参戦した方々、あるいは銃後にいた婦人の方々からよせられた生の声。戦後三十年ほどの時期に編纂されたもの。 素人が書いているものだから、いささか読みにくいところもあるが、戦後のマスコミや著述者によるフィルタが幾重にもかかった「戦中の記録」とは違い、実際に体験した人が自分で...

大東亜戦争に参戦した方々、あるいは銃後にいた婦人の方々からよせられた生の声。戦後三十年ほどの時期に編纂されたもの。 素人が書いているものだから、いささか読みにくいところもあるが、戦後のマスコミや著述者によるフィルタが幾重にもかかった「戦中の記録」とは違い、実際に体験した人が自分で書いた記録、すなわち一次資料である。とても貴重なものだと思う。 注目すべきは、これを読むと、戦中にあった人たちが、あの戦争を悲惨だったと思う一方、聖戦であった、と戦後も思っていたという事だろう。それは天皇陛下を神と信じて狂信的に戦ったという意味ではなくて、「アジアを白人による植民地支配から解放する」という理念を実現したい、という意味での聖戦であることは注意しなくてはならない。これは宗教的狂信とは全く違うものだ。(そういう意味合いでは、ほんとは、聖戦という表現はよろしくないと思う) そして、戦後のマスコミなどの各種報道を苦々しく思っている人が多数いるという事だ。 戦後七十年、ずっとねじまげられてきた、かの戦争にカンする一次資料を、今、もう一度顧みても良いのではないか。

Posted byブクログ